工業化
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最新のレポート・報告書
- 藤田 麻衣「(世界を見る眼)ベトナム共産党第13回大会に寄せて(2)中長期発展目標と方向性」2021年1月(IDEスクエア)
- 「資料紹介:Africa’s Cities: Opening Doors to the World」(アフリカレポート)
- 「岩崎 えり奈「チュニジア南部タタウィーン地域における女性の出生行動の変化――2事例村の調査結果―― 」」(アジア経済)
- 荒神 衣美「論考:工業化・近代化に伴う農村社会変動――ベトナム社会把握の枠組みに関する試論」2019年5月(IDEスクエア)
- 川上 桃子「論考:米中ハイテク摩擦と台湾のジレンマ――JHICC-UMC事件からみえるもの」2019年4月(IDEスクエア)
- 塚田和也「「産業構造の多様化:アジアとアフリカ(基礎理論研究会)」」(調査研究報告書)
牧野 百恵「(おしえて!知りたい!途上国と社会)第4回 途上国の縫製工場に女性が多いのはなぜですか?」2018年6月(IDEスクエア)
- 「柳学 洙「朝鮮民主主義人民共和国の工業配置政策――企業レベルデータを用いた均等配置原則の実証的検証」」(アジア経済)
- 伊藤 成朗「(世界を見る眼)農業・農村の変化と技術進歩」2018年3月(IDEスクエア)
- 佐藤 創「開発途上国における工業化と脱工業化」(調査研究報告書)
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最新の関連出版物
アジア経済 2020年3月 第61巻 第1号
アジア経済 2018年6月 第59巻 第2号
アジア経済 2017年12月 第58巻 第4号
研究双書 No.628
アジ研選書 No.37
アジ研選書 No.36
研究双書 No.607
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Discussion Paper ※英文サイトへリンクします
- "Rules of Origin and Exports in Developing Economies"
- "Service, Relational Governance, and the Role of Suppliers in Global Value Chains: A Case Study of Japanese Small Suppliers in the Chinese Market"
- "Success and Failure of North Korean Development Strategy"
- "A Note on Premature Deindustrialization"
- "How suppliers penetrate overseas market: Internationalization of Chinese firms from the value chain perspective"
関連研究会
- 産業の多様化と経済発展(2019_2_40_008)
- 産業高度化のためのデジタル化推進に向けた取り組みと課題:タイの事例(2019_2_40_006)
- 障害者のベトナム(2020_2_40_005)
- 産業発展における海外直接投資と産業集積の役割:タイとインドの比較事例研究 (2019_2_40_016)
- イランおよび中東の水問題・環境問題・都市問題 (2019_1_40_010)
- 産業高度化に向けたデジタル化の推進における取り組みと課題:タイの事例 (2019_2_40_006)
- 競争とイノベーション:中国企業のケース (2019_1_40_004)
- 産業の多様化と経済発展 (2019_2_40_008)
- グローバル・バリューチェーンにおけるサプライヤーの役割 (2018_2_40_005)
- 産業構造の多様化:アジアとアフリカ(2018_1_40_002)
- 経済発展と「未熟な脱工業化」について(2018_1_40_001)
- グローバル・バリューチェーンにおけるサプライヤーの役割(2018_2_40_005)
- ラテンアメリカ政治経済社会(2018_1_30_003)
- 技術移転と産業発展の長期的展開過程:インドとタイにおけるオートバイ産業と自動車産業の比較事例研究(2017_2_20_008)
- アジアの起業とイノベーション(2017_2_20_006)
- 東南アジア政治の比較研究(2017_2_20_001)
- ベトナムにおける医療保険制度の構築とその変容(2017_1_40_002)
- トルコにおけるグローバル化と政権支持(2017_2_40_004)
- 開発途上国における工業化と脱工業化(2017_1_40_007)
- ドイモイ下ベトナムの家族の動態と変容(2016_2_40_005)
- 21世紀のメキシコ―近代化する経済、分極化する社会(2016_2_40_004)
研究者
概説・より深く知りたい人のために
【概説】
- 工業化-その担い手 Multinationals, State and Local firms:経済発展を進めるのは誰?
- 工業化-主要セクター Major Manufacturing Sectors:基本は繊維、電子は初級から上級まで、みな憧れる自動車
- 中国:深圳のスタートアップとそのエコシステム(Ver.3)
【本テーマに関する参考文献等】
アジア経済研究所は開発途上国の産業発展について、早くから研究に取り組み、厚い蓄積があります。1980年代前半には、アジア経済研究所編[1980]『発展途上国の自動車産業』(研究参考資料[研究双書の前進])282)、同『発展途上国の繊維産業』(研究双書295)、同[1981]『発展途上国の電機・電子産業』(研究双書305)を出版しています。1987年から5年間、「アジア工業化シリーズ」全15冊を刊行し、アジア諸国の様々な産業を多面的に分析しています。開発途上国の産業発展の長期的な過程を理解する上で、これらの研究は今でも参考になるでしょう。
産業研究の伝統はその後も受け継がれ、1990年代後半以降も様々な研究成果をあげてきました。直近の数点、紹介しますと、今井健一・川上桃子編[近刊]はアジア諸国における携帯電話端末など電子産業の先端分野の動態を明らかにしています。佐藤百合・大原盛樹編[2006]は二輪車産業という、これまであまり注目されることのなかった産業を分析し、開発途上国の地場企業の発展可能性を論じています。藤田麻衣編[2006]はベトナムが社会主義経済から市場経済へと移行する中で、どのような産業発展が進行しているのかを描いています。
もちろん、アジア経済研究所以外でも開発途上国の産業の研究は行われています。近年の注目される成果は次のとおりです。
- 川端望[2005]『東アジア鉄鋼業の構造とダイナミズム』ミネルヴァ書房
- 園部哲史・大塚啓二郎[2004]『産業発展のルーツと戦略-日中台の経験に学ぶ-』知泉書館
- 藤本隆宏・新宅純二郎編[2005]『中国製造業のアーキテクチャ分析』東洋経済新報社
海外でも開発途上国、特にアジアの産業発展、あるいは世界の産業ネットワークにおける位置づけは多くの研究が積み重ねられてきました。代表的な成果として次の3点を紹介します。
- Gereffi, Gary & Miguel Korzeniewicz eds. [1994]. Commodity Chain and Global Capitalism. London: Praeger.
- Haggard, Stephan, Dieter Ernst & Michael Borrus. [2000]. International Production Networks in Asia: Rivalry or Riches? London: Routledge.
- Kenney, Martin & Richard Florida [2004]. Locating Global Advantage: Industry Dynamics in the International economy. Stanford: Stanford University Press.