組織概要
アジア経済研究所の理念-世界への知的貢献
アジア経済研究所は、日本における開発途上国研究の拠点として、世界への知的貢献をなすことを目指しています。そのために、それぞれの地域に密着した知識を収集・蓄積し、開発途上国の実態と課題を明らかにし、開発途上国に対する深い理解を広く国内外に提供します。こうした研究所の活動は、日本の国際理解を深め、ひいては日本と国際社会との望ましい連携を促進するための知的基盤となるものです。
事業概要
研究 ―先駆的かつ独創的な研究から新たな価値を見出す-
アジア経済研究所の研究対象地域は、アジア、アフリカ、中東、ラテンアメリカなど世界中の新興国・開発途上国地域にまたがっています。また、研究対象とするテーマは、国際貿易、産業、金融、技術革新といった経済の諸問題から、民主主義、政治体制、外交、国際政治といった政治・国際関係の諸問題、さらには環境問題、人口と労働、障害やジェンダー、貧困削減、ビジネスと人権といった社会の諸問題まで多岐にわたります。
各研究者の発意の基づき、日本および新興国・開発途上国地域の政府、産業界、市民社会などの関心を踏まえて、毎年200近くの研究プロジェクト*1を実施しています。
*1 科学研究費助成事業(科研費)による研究課題を含む
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発信 ―研究成果を社会に還元し、世界への知的貢献を果たす-
アジア経済研究所は学術研究リポジトリ(ARRIDE)やJ-STAGEなどを通じてほぼすべての研究成果を《オープンアクセス》で公開しています。これらの研究成果群は、さまざまな形で利活用され、社会全体に還元されています。また、研究成果や時事問題の解説、企業や学生のニーズに応じたテーマなどに関するセミナー・シンポジウムを、対面/オンライン/ハイブリッドなどの多様な形式で年間約50本開催しています。
ネットワーク ―国際的な研究ハブ機能-
国内外の研究機関・専門家との交流
ジェトロ・アジア経済研究所では、海外・国際機関におけるセミナー等の主催、海外からの研究者の招聘及び研修生の受け入れ、職員の海外派遣及び国際会議や学会等への参加・発表、または各種の研究交流プログラムを実施することにより、国際的な研究ネットワークの構築・拡充を図っています。
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イデアス(IDEAS)
アジア経済研究所開発スクール(イデアス)は、開発途上国地域の諸問題について、アジア・アフリカ地域の中堅・若手行政官と一緒に学ぶ研修プログラムです。2020年度以降、すべての講座は基本的にオンラインで提供していますが、ネットワーキングのための対面プログラムの拡大も進めています。
※イデアス(IDEAS)は、アジア経済研究所開発スクール(IDE Advanced School)の略称です。
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ERIA連携事業
長年の研究蓄積および東アジアにおける研究者ネットワークを活用し、ジェトロバンコク・バンコク研究センター(BRC)と共に国際機関「東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)」と連携して研究活動を実施しています。また、ERIAの研究活動を支援する目的で設立された東アジア16カ国*の研究機関ネットワーク Research Institutes Network(RIN)のメンバー(アジア経済研究所)および事務局(BRC)として、RINの活動に協力しています。
※ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、オーストラリア、中国、インド、日本、韓国、ニュージーランド
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図書館 ―開かれた途上国資料専門図書館-
アジア経済研究所図書館は、アジアだけでなく新興国・開発途上国地域に関する資料70万冊以上を豊富に取り揃えた専門図書館です。 一般公開されており、簡単な手続きでどなたでもご利用になれます。 (一部資料を除く)
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