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研究者のご紹介

土屋 一樹

土屋 一樹 TSUCHIYA Ichiki

土屋 一樹 TSUCHIYA Ichiki
[所属・役職] 地域研究センター ・中東研究グループ
[専門分野] 中東経済、開発経済学
[email] ichiki_tsuchiya E-mail
研究者情報(学歴・経歴・業績一覧)
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研究歴

エジプトをはじめとする中東アラブ諸国の経済改革と現地企業の発展過程を研究してきました。中東地域では1990年代に経済自由化が本格化し、民間部門の拡大が模索されるようになったことを踏まえ、これまでの研究では、エジプトの民営化政策、ヨルダンの貿易自由化、アラブ諸国の民間企業の発展など、中東諸国における経済改革の実施プロセスとその帰結を明らかにすることを目指してきました。

また、「アラブの春」以降のエジプトについて、政治経済制度の再構築、経済開発の動向、社会政策の見直しなど、スィースィー体制下での経済パラダイムの変化と特色を明らかにすることに取り組んできました。

現在取り組んでいるテーマ

中東アラブ諸国を対象として、おもに以下の3つのテーマに取り組んでいます。

ひとつは、経済開発政策に関する研究です。中東諸国の多くは、SDGsや脱炭素といった世界的な開発潮流に沿った長期経済開発計画を打ち出しています。各国の経済開発政策について、その背景にある開発方針、各部門の進捗状況、社会へのインパクトなどを検討しています。

2つ目は、エジプトの社会保障制度に関する研究です。現在、エジプトでは社会保障制度の抜本的な改革が進みつつあります。新たな社会保障制度の仕組み、実施プロセス、貧困削減への効果などを検討し、新社会保障制度の特徴や課題を理解することを目指しています。

3つ目は、政府と企業の関係についてです。中東諸国の多くは、権威主義的な政治体制の下、政府と主要民間企業が緊密な関係を築くことで互いに利益を得ていました。しかし、経済改革やデジタルエコノミーの進展によって、政府と企業の関係は変化を迫られています。中東諸国における政府と企業の関係変化について事例研究を用いて分析し、企業の直面する事業環境の変化と今後の企業発展への含意を検討しています。