調査研究
研究会一覧2024年度
日台経済関係の水平化、多様化及び深化
概要
日本と台湾は隣接し、経済的な結びつきが強い。また、世界経済のなかでも重要な二国間関係のひとつである。最近では台湾積体電路製造(TSMC)がソニー等と合弁で熊本県に半導体工場を建設するなど、新たな展開をみせている。本研究の目的は、こうした新しい動きを包含しながら、日本と台湾の経済関係の変化の過程を、長期的かつ包括的に理解することである。
本研究は日台経済関係の変化を水平化、多様化および深化として捉える。水平化とは、日台の関係が対等になることと双方向化することである。多様化とは、日台企業が提携する領域が広がったり、新たな形態が生まれたりすることである。深化としてみたいのは、在台湾日系企業の高度化と土着化である。
本研究の成果は、日本と台湾の経済関係の展開の叙述という形をとる。貿易と直接投資の統計を使った分析と、産業および企業のケーススタディから構成される。ケーススタディの手段は、文献調査と関係者や関連機関へのインタビューである。
期間
2024年4月~2026年3月
研究会メンバー
役割 | メンバー |
---|---|
[ 主査 ] | 佐藤 幸人 |
※所属は研究会発足時のものです。
予定する研究成果
- 和文外部出版単行書