ミャンマーとベトナムの移行戦略と経済政策  

1980年代末同時期に経済改革・開放を始めたミャンマーとベトナム。両国の経済発展経路を大きく分けることになった移行戦略を金融,輸入代替・輸出志向工業,農業を例に比較・考察する。

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■ ミャンマーとベトナムの移行戦略と経済政策
■ 久保 公二 編
■ 2,420円(本体価格 2,200円)
■ A5判
■ 177pp
■ 2013年3月
■ ISBN978-4-258-04606-5

CONTENTS

はじめに
第1節 類似点としての市場経済への移行の起点
第2節 両国の移行戦略
第3節 各論の要旨
第4節 移行戦略の推移
おわりに

はじめに
第1節 初期時点における経済危機と原型モデルの成立
第2節 通貨・金融危機への政策的対応と金融システム
第3節 移行過程と政治改革
おわりに

はじめに
第1節 分析の対象――ベトナムにおける政策と資源配分――
第2節 政策の変遷
第3節 政策転換の背景
第4節 政策の評価
第5節 ミャンマーの輸入代替産業――自動車産業――
おわりに

はじめに
第1節 ベトナムとミャンマーの縫製産業
第2節 縫製産業の概要
第3節 内的要因の分析――制度的環境――
第4節 外的要因の分析――グローバル経済への統合過程と対米関係――
第5節 ベトナム・ミャンマーの縫製産業の今後
おわりに

第4章 コメ輸出管理制度 / 久保 公二、塚田 和也

はじめに
第1節 生産と輸出の推移
第2節 コメの価格抑圧
第3節 ミャンマーとベトナムの輸出管理制度の概略
第4節 輸出管理制度と輸出者間の競争
おわりに
補 論 コメ輸出における品質向上――個別割り当てと総量規制