調査研究

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労働力から家族へー在日外国人世帯の雇用と生活ー(2022_2_40_016)

概要

従来の国際労働移動の研究は、外国人労働者をもっぱら個人として捉えてきた。実際には在留資格の変更、結婚、出身国からの家族の呼び寄せなどにより、帯同家族を含めた複数人で営まれる家計の形成へという世帯構成の変化と世帯行動の多様化が生じ、活動の場は就労だけでなく教育、保育、医療、文化など生活の至るところに拡大する。このことは人口動態の変化のみならず、受入国の労働力不足の解消や需要喚起、そして文化の多様化をもたらすが、短期的には住民や既存制度との摩擦や軋轢も生み出しうる。 本研究では異なる専門をもつ複数の研究者が協働し、在日外国人居住者の就労と生活の両面に注目し、実態調査を通じ定量的・定性的な見地からその多様化の現状を明らかにし、精緻かつ広範囲な制度設計に資する基盤的情報を提供する。さらに新型コロナウィルス(COVID-19)感染症拡大の前後を比較しつつ、パンデミックが雇用と暮らしに与えた影響も含む最新の知見を基に、制度設計的議論に参加する

期間

2022年4月~2024年3月

研究代表者

山口 真美

研究成果

アジア経済