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研究者のご紹介

丁 可

丁 可 DING Ke

丁 可 DING Ke
[所属・役職] 開発研究センター 企業産業研究グループ ・主任研究員
[専門分野] 産業集積、グローバルバリューチェーン、イノベーションシステム、中国経済
[email] Ke_Ding E-mail
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研究歴

グローバリーゼーションとキャッチアップの関係を探る、という問題意識の下で、これまで中国の産業発展に関する調査研究を行ってきました。当初は、江蘇省や浙江省の労働集約型産業集積において10年程度、「専業市場」と呼ばれる卸売市場のフィールドワークを実施しました。その後、広東省の深センで企業調査を始めました。地元エレクトロニクス産業の高度化に伴って、調査対象はフィーチャーフォンを作る中小企業から、スマートフォン産業を担う大企業、そして起業とイノベーションブームで現れてきたハイテクスタートアップへと、次第に変わっていきました。近年は、よりマクロの視点から中国の産業政策やイノベーションシステムの考察を行っています。

現在取り組んでいるテーマ

2020〜2021年度、米中対立と東アジア経済の変容をテーマとする研究会を立ち上げました。経済学や国際政治、地域研究の専門家を集めて、米中対立のグローバルバリューチェーンやイノベーションシステムへのインパクトを東アジアの視点から検討していました。この研究会では、中国の産業政策とイノベーションシステムに関するテーマを担当しました。中国のハイテク産業は、従来、グローバリーゼーションの恩恵を受けながら成長を遂げてきました。しかし、米中対立を受けて、いまや国内のイノベーションコミュニティのメンバーを中心に、再編を余儀なくされています。米中対立による国際分業への影響は甚大で長期的なものですので、今後も重点テーマとして研究を進めていく予定です。