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コラム

新型コロナと中国国境貿易:溜まるアジアの『生もの』たち

新型コロナ禍で危機に直面している、中国と周辺諸国の国境貿易。閉じた国境に滞留する「生もの」の実態に迫ります。

  • 第4回 ベトナムのドラゴンフルーツ――サプライチェーンの「中国化」が輸出回復の秘密? / 坂田 正三 新型コロナウィルス感染拡大は、ベトナムの果物輸出にも大きな影響をもたらした。特に、中国向けの輸出が一時的に大幅に減少したことは、中国の市場に大きく依存するベトナムの果物生産者にとっては大きな打撃であった。感染拡大前の2019年のデータによれば、中国がベトナムからの輸入を許可している8種類の果物(バナナ、マンゴ、スイカ、ドラゴンフルーツ、ライチ、ロンガン、ジャックフルーツ、ランブータン)の輸出額の実に91.3%が中国向けであった(UN Comtradeデータ)。 2021/02/19
  • 第3回 中国のマツタケ――日本向け輸出への打撃と国内需要への期待 / 山田 七絵 本連載第1回、第2回では、コロナ禍による国境の封鎖で中国市場向けの農産物輸出国が受けた影響を紹介してきた。中国は旺盛な国内需要を背景とした農産物輸入国であると同時に、豊富な農業資源を擁する輸出大国でもある。今回は少々視点を変えて、中国産マツタケの日本向け輸出の動向を取り上げたい。 2021/01/26
  • 第2回 ベトナムのワニ――コロナで変わる野生動物の対中取引環境 / 荒神 衣美 中国はベトナム農産品の主要な輸出先である。国境貿易を中心に拡大してきた対中農産品輸出は、ベトナムの農産品輸出総額の30%弱を占めている 。新型コロナの感染拡大防止策として2020年1月末からベトナム・中国国境ゲートが閉鎖されたことは、ベトナム農産品輸出に少なからず打撃を与えた。青果品、水産品、コショウ、ゴムなど数々の品目で、2020年第1四半期の輸出額は前年同期と比べて大幅に減少した。 2020/10/19
  • 第1回 ミャンマーのスイカ――中国依存のブーム作物のリスク / 久保 公二 中国向け輸出ブームで急成長したミャンマーのスイカ産業は新型コロナウイルス感染症で大打撃を受けている。2020年1月末から中国の感染症拡大防止策によって国境貿易が寸断され、出荷できなくなったスイカが畑に放棄された様子は、生産者が負っていたリスクを如実に示した。本稿は、新型コロナウイルスによる中緬国境閉鎖で明らかになった同国の生鮮フルーツ輸出の課題を明らかにする。 2020/08/28