アジア動向年報

2024アジア動向年報

2023年は、ロシア・ウクライナ戦争が膠着状態に陥り、イスラエルとハマスの軍事衝突が発生するなど、国際情勢の混沌が深まる1年でした。そのなかでもアジア地域の経済は、前年から成長が鈍化したとはいえ改めて底堅さを示しました。しかし政治・経済的な不安要因や地政学的緊張が消えたわけではありません。不確実性が高まるほど、各国の動向を多面的に把握し、冷静かつ正確な分析を行うことが不可欠です。『アジア動向年報2024』では23のアジアの国・地域、またアメリカとアジアの関係をカバーし、各国・地域を長年観察してきた研究者が現地の一次資料に基づいて2023年の動向を分析するだけでなく、その歴史的背景や意味についても明らかにしています。

アジア動向年報 2024

■ アジア動向年報 2024
■ 6,930円(本体価格 6,300円)
■ A5判
■ 596pp
■ 2024年5月24日
■ ISBN978-4-258-01024-0

■ 各国・地域の動向 大韓民国/朝鮮民主主義人民共和国/モンゴル/中国/香港特別行政区/台湾/ASEAN/ベトナム/カンボジア/ラオス/タイ/フィリピン/マレーシア/シンガポール/インドネシア/ティモール・レステ(東ティモール)/ミャンマー/バングラデシュ/インド/ネパール/スリランカ/パキスタン/アフガニスタン

CONTENTS
主要トピックス
各国・地域の動向

朝鮮民主主義人民共和国
核戦力の強化と農業改革の進展 / 中川 雅彦

モンゴル
反腐敗闘争と憲法改正 / 湊 邦生

香港特別行政区
コロナ後も続く弾圧と経済回復の遅れ / 倉田 徹

ティモール・レステ(東ティモール)
シャナナ・グスマン政権の誕生 / 福武 慎太郎

インド
3期目を見据えるモディ政権 / 佐藤 宏、湊 一樹

パキスタン
政治の停滞とデフォルト危機 / 井上 あえか、牧野 百恵