アジア動向年報
2019
アジアは大きく変化しています。『アジア動向年報』は変動するアジアの動向を一次資料に基づいて分析し、アジア情勢理解のために基礎的な資料と分析を広く社会に提供することを目的とするものです。2019年版では、アジアの23の国・地域を網羅し、2018年の動向を政治、経済、対外関係にわたって分析しています。また「主要トピックス」編で、アジア・アメリカ関係、ロシアのアジア政策を取り上げ、アジア情勢の総合的な把握も行っています。
■ アジア動向年報 2019
■ 6,930円(本体価格 6,300円)
■ A5判
■ 614pp
■ 2019年6月7日
■ 各国・地域の動向 大韓民国/朝鮮民主主義人民共和国/モンゴル/中国/香港特別行政区/台湾/ASEAN/ベトナム/カンボジア/ラオス/タイ/フィリピン/マレーシア/シンガポール/インドネシア/ティモール・レステ(東ティモール)/ミャンマー/バングラデシュ/インド/ネパール/スリランカ/パキスタン/アフガニスタン
CONTENTS
主要トピックス
アメリカとアジア――対中強硬姿勢とインド太平洋構想への影響―― / 昇 亜美子
各国・地域の動向
大韓民国
南北融和の進展と日韓関係の悪化
/
奥田
聡、渡邉
雄一
朝鮮民主主義人民共和国
非核化と平和体制構築への画期的前進
/
文
浩一
モンゴル
腐敗、不祥事、与党内対立激化で政治の混迷深まる
/
湊
邦生
中国
集権化が進む習近平政権、米中対立と経済減速による不確実性の拡大
/
江藤
名保子、森
路未央
香港特別行政区
独立派への強硬路線の継続と米中貿易戦争の影
/
倉田
徹
台湾
統一地方選挙における与党民進党の敗北
/
竹内
孝之、池上
寛
ASEAN
多様化する安全保障
/
鈴木
早苗
カンボジア
最大野党排除のままの総選挙実施と選挙後の懐柔策
/
初鹿野
直美
タイ
選挙をめぐる攻防、東部経済回廊の進展
/
青木
まき、今泉
慎也
マレーシア
史上初の政権交代とマハティールの2度目の首相就任
/
谷口
友季子
シンガポール
次期首相の内定と次世代指導体制に向けた前進
/
久末
亮一
インドネシア
大規模な災害、テロ、ルピア安に見舞われた1年
/
川村
晃一、濱田
美紀
ティモール・レステ(東ティモール)
解散・総選挙と続く政治的混乱・経済的打撃
/
井上
浩子
ミャンマー
任期の折り返し点を迎えた国民民主連盟政権
/
長田
紀之
バングラデシュ
第11次国民議会選挙でアワミ連盟圧勝 /
日下部
尚徳
インド
2019年の連邦下院選挙を控え流動化する政治
/
近藤
則夫、佐藤
創
ネパール
議席の3分の2に迫る第2次オリ政権の発足
/
佐野
麻由子
スリランカ
大統領による前代未聞の政変
/
荒井
悦代
パキスタン
新政権の発足で民主化の進展なるか
/
井上
あえか、牧野
百恵
アフガニスタン
混乱続くなかでの議会選挙実施とターリバーンとの和平交渉の開始
/
登利谷
正人