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アフリカにおける中国—戦略的な概観 (China in Africa)

13.付属文書1:FOCAC/FUCの構成

FOCACに対して支援と政策コンテンツを提供する、フォローアップのための強力な委員会(Follow-Up Committee)である。前述したようにJi Peiding副大臣は、中国の新たなアフリカ政策を考案したトップエグゼクティブの一人であった。しかしながら、彼が香港における中央政府のトップに就任したことで、FUCグループは中心となるべき人材の1人を失った。にもかかわらず、中国政界の重鎮は新しい陣容に信頼を置いている。それには以下の人物が含まれている。

  • 全外務大臣(1998-2003):Tang Jiaxuan
  • MOFTEC大臣:Shi Guangsheng
  • MOFTEC副大臣:Sun Guangxiang

影の運営実体は、事務局長(外務省の西アジア・アフリカ担当課長)、Liu Guijinのような在アフリカ大物中国大使、前商務副大臣で現在は駐ロシア中国大使のLiu Guchang等で構成されている。

CACFとFUCに関係しているMOFTEC/MOFCOM高官には、

  • Sun Guangxiang副大臣(スーダン駐在経験のある電気工学エンジニア)
  • Wei Jianguo商務副大臣。前職は西アジア・アフリカ担当部長、課長代理。フランス語を習得し、モロッコとチュニジアの駐在経験がある。
  • He Xiaowei対外経済合作大臣補佐官。スペイン語と政治学の修士号をもち、モザンビークとギニアの事情に精通。
  • Gao Hucheng商務副大臣。前職は対外経済合作大臣補佐官。労働者出身。フランス語を習得し、コンゴ共和国とコンゴ民主共和国に駐在経験がある。グループにおける強硬派といわれている。

FUCの管理部門を指揮しているのはXu Jinghu事務局長である。同女史は中国外務省のアフリカ局長である。

FUCの当初の計画では19部局から30名メンバーを集めることになっていた。現在では政府内21部局から50名以上が参加している(2000年10月-12月に策定された当初計画は見直され、いくつかは統合された)。出向元は、外務省、MOFTEC/MOFCOM、CCP(主に諜報部門)の国際連絡局(ILD)、国家発展計画委員会、国家経済貿易委員会、教育、科学技術、財政、通信、農業、文化、衛生の各部、国際貿易促進委員会、中国人民銀行、中国輸出入銀行。

FUCの使命は、伝統的な経済や貿易の視点とは別に、アフリカに対する政治的戦略を実施することで、最終的にはグローバル競争の場における中国政府の影響力を強化することである。主な目的は下記において中国の立場を強化することである。

  • 国連安全保障理事会
  • 国連総会
  • International Joint Commissionsならびに特別組織
  • 国連人権委員会ならびにその他委員会
  • WTOメンバー機関
  • IMFならびに世界銀行
  • 米国との対抗
  • 台湾の政治的経済的孤立への運動

さらに加えて、

  • 拡大する中国経済のための新市場開拓
  • 中国製品に対する依存性を創出する
  • 低技術中技術の武器輸出により、中国の武器製造をトップ技術に引き上げる
  • 少なくともアフリカの2カ国と合弁武器製造:エジプトと南アフリカ、第二候補としてスーダンとナミビアに対するライセンス供与(スーダンに対してはすでに実施)

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