アジア経済地理データセット
Geo-Economic Dataset for Asia
アジア経済地理データセットとは
「アジア経済地理データセット」は、東アジア地域(ASEAN10+日本、中国、韓国、台湾、インド、バングラデシュ)の地方レベルでの産業別GDPおよび人口・面積の2005年についてのデータである。
本データセットでは、各地方のGDPが農林漁業、鉱業、製造業(最大16部門)、サービス業(最大7部門)の最大25部門別に掲載されている。GDPは名目額で、InternationalFinancialStatistics(IFS)の2005年期中平均レートを用いて名目米ドルに統一されている。
本データの地理区分は基本的に各国の行政区分を踏襲している。香港、マカオ、シンガポール、ブルネイを除いて、各国の地理区分は国より一つ下の行政区分を採用しているが、中国、インド、インドネシア、バングラデシュ、ミャンマーについては、国より2つ下の行政区分でデータを作成している。ただし、インド、インドネシアについては権利上の制約により、データファイルでは国より1つ下のレベルでのデータに集計して公表を行っている。
本データセットは、2011-12年度アジア経済研究所「東アジア経済地理データセットの作成と分析」研究会の成果として作成された。経済地理シミュレーション・モデル(IDE-GSM)での使用を前提にしながらも、より汎用性を持たせたデータセットで、東アジア各国について地方レベルでの部門別GDPや人口を含む統一的なデータセットを作成する先駆的な試みとして作成された。本データセットの作成においては、精度の確保に努めながらも、出来るだけ多くの国・地域・産業部門についてデータを作成することを優先した。詳しくは、各国の「データの作成手法」を参照のこと。