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海外研究員レポート

タイにおける学術誌評価――Thai-Journal Citation Index(TCI)の成果と課題――

 

PDF版ダウンロードページ:http://hdl.handle.net/2344/00049833

小林 磨理恵

2016年6月

1. はじめに

学術誌の影響度を測る一指標として、雑誌の平均被引用数を示すインパクトファクター(文献引用影響率)が定着をみて久しい。これはトムソン・ロイター社のJournal Citation Reports (JCR)において毎年更新され、研究者にとっては論文の投稿先を選定するツールとして、また図書館員にとっては蔵書構築の参考資料として有益な指標である1

一方、ひとつの「問題」として指摘されるのは、JCRがインパクトファクター付与の対象として選定する学術誌は、大部分が欧米圏で出版された学術誌、あるいは主に英語の論文が掲載される学術誌であり、アジア・アフリカ諸国で出版される学術誌が多く含まれないことである。もとより非欧米地域で出版される膨大な数の学術誌を精査することには限界が伴う。

こうした限界に応える可能性を持つのが、アジア諸国側の独自の動きである。1989年に始動した中国のChinese Science Citation Database(CSCD)が長い歴史を有するが、東南アジア諸国にも、自国で出版された学術誌の引用索引(Citation Index)を作成し、「インパクトファクター」2を算出する試みが存在する。2011年にマレーシア、インドネシア、フィリピンが引用索引データベース構築の検討を開始した。ASEAN経済共同体(AEC)も追い風となって、現在はASEAN Citation Index(ACI)として、ASEAN10カ国の引用索引を統合する取り組みへと発展的に展開している3

この一連の東南アジア諸国の動きを牽引したのは、タイであった。タイでは2001年以降、Thai-Journal Citation Index(以下TCI)センターが中心となり、学術誌の引用索引を含む文献データベースを構築して、インパクトファクターを算出してきた。TCIの成果が、ACIおよび東南アジア諸国の現在の取り組みの基盤をなしているといってよい。本稿では、タイにおいて学術誌評価が制度化された経緯とTCIデータベースの使用方法について報告する。また、本年5月に開催されたTCIの第10回シンポジウムの様子を紹介する。

2.TCIとタイ学術誌評価

TCIの端緒は、2001年にモンクット王トンブリー工科大学の助成により、Narongrit Sombatsompop教授を中心に実施された研究プロジェクト「タイ学術誌のためのサイテーションインパクトファクターインデックスの評価」に遡る(Narongrit et al. 2012)。本研究は、JCRのインパクトファクターと同じ計算式を用いて、タイで出版された68の学術誌を対象に、その「インパクトファクター」を算出したものである4。タイ国内で学術誌の文献引用影響率が算出された例はこれが最初であり、それだけでも特筆に価するが、しかし本研究の真価は別のところにある。それは、タイ学術誌の輪郭を捉え、その課題を的確に提示した点である。このことが、その後タイにおいて、学術誌の質の改善を目的に学術誌評価を制度化する方向性を決定づけた。

Narongrit et al.(2012)はタイ学術誌の特性について、次の指摘をしている。すなわち、(1)タイ国内で発表された論文の引用索引データベースが存在しない、(2)大部分の論文が全く引用されていない、引用されたとしても自己引用である、(3)大学等の機関が所属構成員の研究成果を広報することが学術誌の主たる目的となっている、(4)ほとんどの学術誌は厳格な査読プロセスを設けていない、(5)投稿数が少なく、体系的かつ効果的な査読プロセスが存在しないため、多くの学術誌が論文を適時に発表できない、(6)ひとつの学術誌に論文の執筆様式が複数存在する、などである。

こうしたタイ学術誌の抱える課題の認識は、TCIセンターの創設へと展開した。TCIセンターは、2004年にタイ研究基金(TRF)とモンクット王トンブリー工科大学の助成を受けて誕生した5。学術誌を評価・選定した上で引用索引をデータベース化し、毎年インパクトファクターを算出して現在に至っている。当初は自然科学分野の学術誌に限定していたが、2008年以降タマサート大学図書館の協力を得て、人文社会科学分野にも対象を拡大している6

TCIセンターが引用索引データベースを構築することの目的は、インパクトファクターの算出だけではない。むしろそれ以上に、タイ学術誌および論文の可視性の向上や、タイ学術誌の国際標準化を重視する向きがある。タイ学術誌の課題解決に向けて、TCIデータベースが収録対象とする学術誌の評価・選定には明確な基準が設けられている。最新の評価基準は以下のとおりである7

•主な評価基準

  1. 全ての掲載論文は査読を経ていること8
  2. 定められた発行頻度で発行されていること。

•他の評価基準

  1. 創刊後3年以上を経た、または、6号以上の刊行があること。
  2. TCIデータベースで検索可能な引用文献を有すること。
  3. 明確な投稿規程と執筆様式を有すること。
  4. 編集部は様々な機関に属する編集委員を有すること。
  5. 内外に属する多様な執筆者を有すること。
  6. 全ての論文は、学術誌の投稿規程に沿った様式で統一されていること(執筆者の名前と所属の明記、タイ語と英語の抄録の記載、論文および引用文献の様式の統一)。
  7. 学術誌に関する情報、投稿規程、執筆様式などを掲載したウェブサイトを有すること。またウェブサイトは随時更新されていること。
  8. 投稿を受け付けるオンラインシステムを有すること。

発行が定期的であることや論文の様式が統一されていることは、JCRの評価基準においても重視されている9。一方で、編集委員や執筆者に多様な属性を求める点は、タイ学術誌の特性を踏まえたものだといえる。つまり、それまでタイ学術誌は、大部分が大学/学部の内部の研究者の研究成果の発表媒体として位置づけられていたところを、外部の研究者およびその研究成果を多分に交えた構成にすることを要求している。また、タイ学術誌の大部分は紀要であるが、あらゆる学術誌にも査読の徹底を課している。こうした評価基準の設定は、タイ学術誌の特性を大きく変える可能性を持つといえよう。

TCIセンターは上述の評価基準をもとに、各学術誌の質を3段階にグループ分けしている10。グループ1は、TCIセンターが質を良好なものと認め、TCIおよびACIのデータベースに論文の索引が収録される学術誌。グループ2は、TCIセンターが質を良好なものと認め、TCIデータベースに索引が収録されるが、グループ1に昇格するためには改善が求められる学術誌。ACIデータベースには収録されない。グループ3は、TCIセンターが質を認めず、TCIデータベースへの収録も認められない学術誌である。このように学術誌のレベルを段階別に分類することで、各雑誌のその時点での質の状況が明示化される。研究者に対して、論文の投稿先をグループ1に認定された学術誌にするよう指定する機関もある。

興味深いことには、各学術誌の編集者は高いインパクトファクターを得ることよりも、TCIデータベースに収録されることと、グループ1に認定されることを重視している。学術誌のウェブサイトでは、インパクトファクターの数値ではなく、TCIデータベースに索引が収録され、グループ1に位置づけられたことが明示されている(図1参照)。

図1 学術誌ウェブサイトに示されるTCIのロゴマークと「グループ1」

図1 学術誌ウェブサイトに示されるTCIのロゴマークと「グループ1」

これは、タイの学術誌評価におけるひとつの特徴といえる。つまり、タイ学術誌の編集者は、インパクトファクターを上げようとするのではなく、まずは学術誌としての「形」を国際標準に則って整え、それをより良質なものとして認可されることを通じて学術誌の地位を築こうとしているのである。TCIセンターの評価プロセスによって、論文の執筆様式が定型化され、引用数が大幅に増加したことや、査読を求める論文の投稿が増え、優れた論文を選定する余地が生まれたことなどが編集者から指摘されている(Narongrit et al. 2012)。

3. TCIデータベースの使用方法と「インパクトファクター」

ここでは、TCIデータベースでの雑誌記事・引用索引およびインパクトファクターの調べ方を紹介したい。なお、TCIセンターのウェブサイトはタイ語表記のみである。 まず、TCIセンターのトップページ(http://www.kmutt.ac.th/jif/public_html/index.html)にアクセスすると、以下のような検索画面が現れるので、雑誌名、論文名、キーワード11、著者名、出版者名をプルダウンで選び、検索ボックスに検索語を入力する。必要に応じて学術分野をラジオボタンで切り替えられる。出版年の絞込みも可能である。

図2 雑誌記事索引の検索画面

図2 雑誌記事索引の検索画面

検索実行をすると、図3のように該当する論文の情報の一覧が表示される。各論文のリンクをクリックすると、タイトル、著者名、掲載誌名、巻号、頁数、出版年、抄録、キーワードが表示される(ただし抄録とキーワードの付与は徹底されていない)。本文がタイ語で執筆されている論文の書誌情報には、不徹底ではあるが英語の抄録とキーワードが含まれる。

タマサート大学のライブラリアンは、レファレンス対応で雑誌記事を紹介する際にTCIデータベースを使用しているという。タイ国内では雑誌記事索引のデータベースは不十分であるため、TCIデータベースは雑誌記事を検索するツールとしても非常に有用である。

改善すべき点として、タイ語で執筆された論文について書誌情報の中にタイトルの英語訳の項目を設けることが挙げられる。また、最大の課題は、各論文の被引用回数とその論文を引用した文献の情報は得られるが、その論文が引用した文献の情報(Reference)は得られないことであろう12。この点はWeb of ScienceやScopusなどの引用索引データベースと大きく異なる点であり、改善が期待される。

図3 雑誌記事索引の検索結果一覧

図3 雑誌記事索引の検索結果一覧

次に、インパクトファクターの確認の仕方を紹介したい。各学術誌のインパクトファクターは、先述の雑誌記事・引用索引検索の方法では閲覧できないので注意されたい。トップページのTJIFのタブ(http://www.kmutt.ac.th/jif/public_html/T-JIF.html)をクリックすると、図4上の画面が現れる。自然科学分野または人文社会科学分野のリンクをクリックし、閲覧を希望する年 をプルダウンで選択すると、学術誌のインパクトファクターや論文数、引用数などの一覧が表示される(図4下)。図4下は、2014年の人文社会科学分野の学術誌をインパクトファクターが高い順に並べかえたものである。最もインパクトファクターが高いVeridian E-Journal, Silpakorn Universityが、論文数、被引用数ともに突出しているが、他の学術誌についてはいずれも被引用数が絶対的に少ないことがみてとれるだろう。

図4 インパクトファクターの一覧

図4 インパクトファクターの一覧

各学術誌のリンクをクリックすると、インパクトファクター算出方法や被引用の詳細が明らかにされる。Veridian E-Journal, Silpakorn Universityを例にみてみたい(図5)。

図5 Veridian E-Journal, Silpakorn Universityのインパクトファクターの詳細

図5 Veridian E-Journal, Silpakorn Universityのインパクトファクターの詳細

ページ上部は、過去3年の掲載論文数と2014年の被引用回数である。例えば、2014年には2013年の論文が151回引用された。2014年のインパクトファクターは、2014年の1年間に、2012年の論文が引用された回数(62)と2013年の論文が引用された回数(151)の総数(213)を、2012年、2013年の掲載論文の総数(223)で割って算出される。当誌の2014年インパクトファクターは0.955であった。ページ下部は、2014年に当誌の論文を引用した全学術誌が一覧化されたものである。これをみると、直近3~4年のあいだに発表された論文が多く引用されていることや、自誌引用が被引用総数の大半を占めていることなどの特徴を捉えられる。

自然科学分野の学術誌の被引用数は、人文科学分野の学術誌に比べるとやや多いものの、やはり少数にとどまっている。TCIデータベースによって論文の可視性が高まったことは確かであるが、引用には十分に結びついていないといえるだろう。一方で、ここで引用-被引用の関係が網羅されるのはTCIデータベースが対象とするタイで出版された学術誌に限られることに留意する必要がある。つまり、タイで出版された英語の学術誌で、Scopusなど他のデータベースにも収録されているものについては、他国で出版された学術誌において引用されている可能性がある。したがって、TCIデータベース内で被引用数がゼロであることが、いずれの学術誌においても引用されていないことを意味するわけではない。同様に、TCIセンターのインパクトファクターが低くとも、JCRのインパクトファクターでは高い数値を示す可能性もあるのである。学術誌の引用影響率を算出する際に、一国内で出版された学術誌のみを対象とすることの限界性も理解しておく必要があろう。

4. TCIセンターの多様な活動

TCIセンターは、各編集者にまずはTCIデータベースに収録されるに足る学術誌の水準を確立することを求めるが、その先はエルゼビア社のScopusやトムソン・ロイター社のWeb of Scienceなどの国際的なデータベースに収録されることを推奨している。TCIセンターは、タイ国内の著名な研究者は、論文の投稿先に国内の学術誌ではなく国際的なトップジャーナルを選択する傾向があり、国内で生産された研究成果が国内の学術誌において発表されないと現状を分析している(Narongrit et al. 2012)。このことが、タイ学術誌の国際化を目指すひとつの動機ともなっている。

編集者の意識を喚起するため、エルゼビア社とタイ研究基金(TRF)と共同で優れた学術誌に与える賞「TCI-Scopus-TRF Journal Awards」を設けている。賞は国際版と国内版の2種があり、前者はTCIデータベースおよびScopusに収録された学術誌、後者はTCIデータベースに収録された学術誌を対象とする。2011年に第1回、2014年に第2回の表彰が行われ、本年12月に第3回目の表彰を予定している。第1回、第2回ともに自然科学分野の学術誌が受賞しており13、初めて人文社会科学分野の学術誌が受賞するか注目される。

また、本年5月30日には、10回目を数えたTCIセンターの年次シンポジウムが開催され、全国から学術誌編集者が集った14。出席者総数は450名に上った15。本シンポジウムでは、まずTCIの概要とこれまでの経緯が説明され、続いてTCIセンターの学術誌評価プロセスから明らかになったタイ学術誌の質の現状について報告された。また、電子ジャーナルの管理・出版システムのThai Journals Online (ThaiJO) 16について、著者が論文を投稿してからThaiJOに登録され、TCIデータベースに収録されるまでの流れが説明された。とりわけThaiJOが論文名、著者名、キーワードといったメタデータの抽出機能や、剽窃のチェック機能を有することがその利点であると紹介された。さらに、学位論文をTCIデータベースに収録する構想が明かされた。2017年1月以降に構想の実現を予定しているという。最後に、第3回「TCI-Scopus-TRF Journal Awards」を本年12月に授与することが予告されて一連の報告は終了した。全報告においてインパクトファクターについての言及がなかったことが、TCIの第一義的な目的が、インパクトファクターの算出からタイ学術誌の質の改善に移行したことを示唆している。

一連の報告の後、TCIセンターを統括する研究者とフロアの編集者とのあいだで2時間近くにわたり闊達な質疑応答がなされたことが印象に残る。編集者からは多岐にわたる疑問が呈された。例えば、学位論文をTCIデータベースに収録することについて、すでにThai LIS(Thai Library Integrated System)17に学位論文の書誌事項および全文の情報が登録されているが、これとの差異化はどうするのかという質問があった。TCIセンター側は、引用文献情報を収録することがTCIデータベースの優位性であると回答したが、同様のデータベースを複数持つことについて、利用者側の利便性も考慮したうえで慎重な議論が必要だろう。また、TCIは名称のとおりタイ学術誌に掲載された論文の引用索引であり、性質の異なる学位論文を包含することの是非も問われるべきである。来年1月以降の実施に向けた議論の推移を注視したい。

写真左:TCIセンターの研究者とライブラリアン 写真右:シンポジウムに集まった編集者

写真左:TCIセンターの研究者とライブラリアン 写真右:シンポジウムに集まった編集者

出所:TCIセンターのFacebook(https://www.facebook.com/TCI.Thai/

5. おわりに

TCIが誕生してから約15年が経過した。このあいだに学術誌の電子化、オープンアクセス化が加速するといった国際的な潮流も影響し、タイ学術誌は、単に発信する媒体ではなく、読まれる/引用されることを意識した媒体へと変化を遂げた。この変化を生んだのは、TCIセンターの存在である。個々で活動していた数百にも上るタイ学術誌の編集者を組織し、国際標準の学術誌を出版するという同じ方向へ向かわせたTCIセンターの功績は大きい。とりわけインパクトファクターの数値を上げることよりも、学術誌の統一的な形態を確立し、個々の論文を含めその可視性を高めることを重視する取り組みは、高く評価されて良いだろう。日本の研究者も、日本にいながらにして多くのタイ学術誌をオンラインで読むことができるし、雑誌記事索引を検索することもできるようになったのだ。

また、JCRのインパクトファクターには、個別の論文ないしは研究者個人の業績を評価する指標として「誤用」されるという批判がつきまとうが、TCIデータベースのインパクトファクターが、学術誌ではなく個別の論文を評価する指標として機能するような現象は今のところ見られない。研究機関が、研究者に対して「インパクトファクターの高い」学術誌ではなく、学術誌としての形が整った「グループ1に認定された」学術誌を投稿先として選択するよう推奨していることがそのひとつの証左である。

TCIセンターが15年間にわたり、途絶えることなく新たな課題に取り組んできたこともまた特筆に価する。2010年から構想されたACIデータベースには、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピンの学術誌を中心に159誌が収録され、46,045の雑誌記事・引用索引を検索できる(2016年6月8日現在)。その他の国の文献情報、引用索引も順次追加されていくこと、とりわけ自国内で学術情報流通の基盤が整わない東南アジア後発国の学術情報をも包摂するデータベースとして発展することを願う。

6. 参考文献
  • ASEAN Citation Index http://www.asean-cites.org/index.php?r=home
  • Thai-Journal Citation Index (TCI) Centre http://www.kmutt.ac.th/jif/public_html/index.html
  • Thai Journals Online (ThaiJO) https://www.tci-thaijo.org/index.php
  • N. Sombatsompop et al., 2002, “A Citation Report for Thai Academic Journals published during 1996-2000”, Scientometrics, Vol. 55, no. 3.
  • Narongrit Sombatsompop et al., 2010, “Research Performance Evaluations of Thailand National Research Universities during 2007-2009”, Information Development Vol. 26, no. 4.
  • Narongrit Sombatsompop, et al., 2011, “Viewpoints on Synergising ASEAN Academic Visibilities through Research Collaboration and the Establishment of an ASEAN Citation Index Database”, Asia Pacific Viewpoint, Vol. 52, no. 2.
  • Narongrit Sombatsompop, et al., 2012, “Thai-Journal Citation Index (TCI) Centre: 10 years of Experiences, Lessons learned, and ongoing Development”, Malaysian Journal of Library & Information Science, Vol. 17, no.3.
  • การประชุมเพื่อสร้างเครือข่ายการพัฒนาคุณภาพวารสารวิชาการไทย ครั้งที่ 10(第10回「タイ学術誌の質の改善に向けたネットワーク構築のための会議」(TCIセンター主催年次シンポジウム)資料)
脚注
  1. インパクトファクターを算出するベースとなるのは、論文の引用・被引用の関係を網羅するデータベース、Web of Scienceである。同様に、Google Scholarやエルゼビア社のScopusが、論文の引用文献や被引用回数を示す代表的な引用索引(citation index)データベースとして挙げられる。
  2. 「インパクトファクター」は本来JCR(トムソン・ロイター社)の指標を指すが、タイ国内ではThai-Journal Citation Index(TCI)センターが算出して公表している指標も「インパクトファクター」と呼ばれている。本稿で言及する「インパクトファクター」は、断りがない限りTCIセンターの指標である。
  3. ASEAN Citation Index(http://www.asean-cites.org/index.php?r=home)。なお、本稿に記載するURLの最終閲覧はすべて2016年6月8日である。
  4. 計算式の詳細は後述する。
  5. 現在はタイ国家学術研究会議(The National Research Council of Thailand:NRCT)も後援している。
  6. 2015年5月時点で、695誌(人文社会科学系388誌、自然科学系307誌)の収録がある。
  7. 評価基準の詳細は次を参照されたい。http://www.kmutt.ac.th/jif/public_html/quality_TCI57.html
  8. TCIセンターが各編集者に提出を求めるフォーム(http://www.kmutt.ac.th/jif/public_html/News/2559/4_Feb/News.html)には、直近10本の掲載論文のタイトルと著者名に加え、各論文の査読者の氏名と肩書きの記載を求める欄が設けられている(厳秘扱いと明記あり)。TCIセンターのスタッフによれば、査読者は半数以上が外部機関に属する必要がある。
  9. JCRの評価・選定基準は次を参照。http://wokinfo.com/essays/journal-selection-process/
  10. ここで問われるのは、学術誌に掲載された個別の論文の質ではなく、あくまで学術誌の形態および運営管理面での質である。ランク付けされた学術誌のリストは次を参照。http://www.kmutt.ac.th/jif/public_html/announcement_58.php
  11. 2016年5月以降、キーワードと抄録を検索できるようになった。それまではキーワード検索機能がなく、検索時に論文名や著者名が特定される必要があったので、画期的なことである。
  12. ACIデータベースには引用文献が掲載されており、この問題は存在しない。
  13. 第1回の国際版はThe Southeast Asian Journal of Tropical Medicine and Public Health、国内版はJournal of Psychiatric Association of Thailand、Journal of Nursing Scienceが受賞。第2回の国際版はAsian Pacific Journal of Allergy and Immunology、国内版はThai Forest Bulletin (Botany) が受賞した。
  14. TCIセンターウェブサイトの次のページで、当日の資料のダウンロードやビデオの視聴が可能である。
    http://www.kmutt.ac.th/jif/TCIS_10/index.html
  15. 学術誌1誌につき一人の編集者の参加が認められた。出席者の多くが編集者を兼ねる大学の研究者である。
  16. オープンソースソフトウェアのOpen Journal Systems(Public Knowledge Project (PKP) 提供)を使用している。タイ国内の学術誌185誌(2016年6月8日現在)が登録されている。
  17. http://tdc.thailis.or.th/tdc/