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CSRレポート(Corporate Social Responsibility)

6. 要約と結論

貧困削減と持続可能な開発は、政府の行動だけでは達成できないことが既に認識されている。

政策決定者は、民間企業がこのような政策目標に対して果たす役割についてますます着目している。

CSRのコンセプトは、企業が持続可能な開発に貢献していることを手軽に表現する方法として利用されることもある。多くの主要な開発課題が、既に国際CSR課題の中心となっている。

その中には、労働基準、人権、教育、健康、子供の労働、貧困削減、紛争、環境問題がある。

CSRは、大企業、特に多国籍・グローバル企業を連想させることが多い。国際的なCSR課題は、OECD諸国のNGO、投資家、消費者、企業、企業協会が主導してきた。

CSRは、開発途上国の人々の地元の優先課題や最低限の生活ニーズに無神経であると批判されることさえあった。生産者が市場に参入するのに、CSRの行動規範が障壁になる場合は特にそうであった。

しかし、地元の開発に大きな貢献をしようとすれば、CSRの課題は地元で運営しなければならない。そして、大小を問わず、地元の企業にとって意味を持つものでなければならない。

このことは、企業と社会が地域、国家、地元レベルで関係を模索する場をつくること、またそのような対話にふさわしい言語を見つけることから始まる。

小売大手ピックンペイの創設者で大成功を収めた起業家のレイモンド・アカーマン氏は、「善行は良いビジネス」という言葉をよく引き合いに出す。

この言葉は、組織や地域社会において、健全で日常的な社会的責任プログラムを開発・導入した直接の経験に基づいている。
ブランドロイヤルティー、顧客によるブランド大使そして売上は全て、直接この哲学により生まれたものであり、このグループは、アフリカ南部だけで年間6,400万ランド以上をブランドロイヤルティー、市場での主導権、国や人への投資に費やしている。

他のCSR経費は、アフリカ全土やピックンペイが所有するボクサー・チェーンの様々な活動に分配されている。

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