調査研究
研究会一覧2026年度
構造再編を迎えるグローバル・バリューチェーン
概要
本研究は、WTO、ADB、WEF、中国対外経済貿易大学GVC研究院との国際連携のもと、これまで隔年で作成してきた『GVC Development Report』(以下、「報告書」)に関するプロジェクト型研究会「構造再編を迎えるグローバル・バリューチェーン(GVC)」を継承・発展させ、新たに経常的な分析事業として、GVCに関する包括的研究を継続的に実施するものである。
当該報告書は、GVC分野における最重要課題を扱う国際共同研究として位置づけられ、政策立案および学術研究の双方において大きな影響力を有している。2026年度においては、これまでの連携機関との協力体制を維持しつつ、『GVC Development Report 2027』(第6号)の刊行に向けたバックグラウンドペーパーの作成を主たる目的とする。
具体的には、第6号公表後に寄せられた各方面からのフィードバックや新たな政策・研究ニーズを踏まえ、GVCにおける貿易ルールの可視化、GVC上の生産性向上に果たすAIやロボットの役割、重要鉱物・エネルギーを巡る不確実性の高まりがGVCに与える影響、さらには政策ショックがGVCを通じる参加国の厚生に与える効果の検証など、GVCの発展に関わる重大課題の解明に重点を置く。
分析手法としては、従来の計量経済学的手法、国際産業連関分析、CGEモデル、企業レベルのケーススタディに加え、Big Dataに基づくLLM等の新たな分析ツールを活用し、研究の高度化と精緻化を図る。これらの成果は、報告書のバックグラウンドペーパー(BP)およびアジ研ディスカッション・ペーパー(DP)として公表され、最終的には主要国際機関との共同刊行による報告書に反映されることで、政策立案者および実務者へ広く発信される予定である。
期間
2026年4月~2027年3月
研究会メンバー
| 役割 | メンバー |
|---|---|
| [ 主査 ] | 孟 渤 |
| [ 幹事 ] | 梁 涛 |
| [ 委員 ] | 猪俣 哲史 |
| [ 委員 ] | イアン・コックスヘッド |
| [ 委員 ] | セバスチャン・ミロドゥ(OECD貿易局) |
| [ 委員 ] | マリア・ジョイ・アブレニカ(University of the Philippins Dilliman) |
| [ 委員 ] | 石戸 光(千葉大学) |
| [ 委員 ] | ユエ・ル(UIBEイノベーション研究所) |
| [ 委員 ] | ソンフン・イム(ルイジアナ州立大学) |
| [ 委員 ] | ミン・イエ(南京大学) |
| [ 委員 ] | モンヤ・ハー(UIBEイノベーション研究所) |
| [ 委員 ] | 山野 紀彦(OECD産業局) |
| [ 委員 ] | ロバート・コープマン(アメリカン大学) |
| [ 委員 ] | ガブリエーレ・ズーダー(オーストラリア連邦大学) |
| [ 委員 ] | 深尾 京司(経済産業研究所) |
| [ 委員 ] | ユーニン・ガオ(清華大学公共管理学院) |
| [ 委員 ] | 程 文銀(アジア開発銀行) |
| [ 委員 ] | ジアバイ・イエ(中国科学院) |
| [ 委員 ] | モン・リー(上海交通大学環境学院) |
※所属は研究会発足時のものです。
予定する研究成果
- GVC Development Report 2027のバックグラウンドペーパー、ワークショップ