調査研究

研究会一覧 2016年度

2016年度 研究テーマ:A-1-1
「アラブの春」後の国家運営——社会安定に向けた社会的保護政策と国家間関係の変化——(中東における国民国家モデルの溶解と新たな地域秩序の可能性(II) 分科会)

概要

本研究では,民衆による民家化要求運動としての「アラブの春」後に誕生した各国の新政権の動向が、中東諸国間の国際関係にどのよう影響を及ぼしたのかを分析するとともに、「アラブの春」のもう一つの側面として「社会保護」の拡大要求があったと捉え、「アラブの春」後の中東諸国の政府による社会保障/保護(Social Protection)政策の動向を比較検討する。2014年後半以降の石油価格の下落が、産油国が経済支援をする非産油国の社会保護政策、また産油国自身の社会保護政策にどのような影響を及ぼし、ひいては社会安定にどう影響していくのかを探索する。

期間

2016年4月~2017年3月

研究会メンバー
[ 主査 ] 佐藤 寛
[ 幹事 ] 土屋 一樹
[ 委員 ] 齋藤 純
[ 委員 ] 石黒 大岳
[ 委員 ] 長澤 栄治 (東京大学東洋文化研究所)
[ 委員 ] 保坂 修司 (日本エネルギー経済研究所)
[ 委員 ] 松尾 昌樹 (宇都宮大学)
[ 委員 ] 掘抜 功二 (日本エネルギー経済研究所)
研究成果