現代フィリピンの法と政治――再民主化後30年の軌跡――

アジ研選書

No.53

アジア諸国における民主化運動と憲法改革の先駆けとなったフィリピンの1987年憲法の制度設計と政治・社会との関係の考察を通じて、フィリピンの政治と法の課題を探る。

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■ 現代フィリピンの法と政治――再民主化後30年の軌跡――
知花 いづみ今泉 慎也
■ 2,530円(本体価格 2,300円)
■ A5判
■ 182pp
■ 2019年3月18日
■ ISBN978-4-258-29053-6

CONTENTS

1. 本書のねらい
2. 本書の構成
3. 法令等の表記について

はじめに
第1節 1987年憲法の背景と制定過程
第2節 1987年憲法の特徴
第3節 1987年憲法体制の展開
おわりに

はじめに
第1節 選挙に関する法と組織
第2節 電子選挙制度の導入
第3節 政治参加の拡大のための取り組み
おわりに

はじめに
第1節 フィリピンにおける違憲審査制の基盤
第2節 司法の独立と最高裁判所長官の弾劾
おわりに

はじめに
第1節 「ムスリム・ミンダナオ自治地域(ARMM)」の形成
第2節 バンサモロと2008年最高裁判所違憲判決
第3節 バンサモロ基本法案の合憲性問題
第4節 ドゥテルテ政権期における取り組み
おわりに

はじめに
第1節 憲法と経済
第2節 2015年競争法の制定と特徴
おわりに