お知らせ
【新着動画】ミニ講義「中国における環境分野での懲罰的損害賠償」(山田浩成)を公開しました。
2024年1月16日
山田浩成研究員(新領域研究センター 環境・資源研究グループ)がウェブマガジン『IDEスクエア』の記事「中国における環境分野での懲罰的損害賠償の導入と生態系保護キャンペーン」の内容について解説した動画を公開しました。
懲罰的損害賠償とは、環境汚染などの違法行為をした人に対して、損害の穴埋めだけでなく罰を与える目的で一定金額の金銭を請求することができる制度です。中国ではこれまでに消費者、知的財産の保護や不正競争防止の分野で認められてきましたが、2020年に民法典が制定された際に環境保護の分野にも導入されました。この動画では、以下の内容について解説しています。
- 懲罰的損害賠償の概念と中国での導入の背景
- 中国の検察による訴訟の特徴
- 環境に関する懲罰的損害賠償の事例と今後の展望
- この分野の研究方法やツールの紹介
- 山田研究員の今後の研究計画
山田研究員は、2022年4月にアジア経済研究所に入所しました。環境法・政策を専門としており、主に、中国で環境修復の原因者負担がどの程度実現しているかについて研究しています。
最近の研究業績
山田浩成 2023.「中国における環境修復に関する法制度の概況 : 原因者負担原則の観点からの評価に向けて」『一橋法学』22(1):207-232.
関連リンク
- 研究者のご紹介(山田浩成)
- researchmap(山田浩成)
- 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援「中国における環境修復の原因者負担の現状についての研究」(22K20106、研究代表者:山田浩成)