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東アジアの計量モデル:その利用と応用

調査研究報告書

植村 仁一 編

2018年3月発行

第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
資料篇

(1)(2) モデル531KB)/ 植村 仁一、石田 正美、渡邉 雄一

(3) 変数リスト265KB)/ 植村 仁一、石田 正美、渡邉 雄一


情報の非対称性とストック効果369KB)/ 吉野 久生

売り手と買い手の間に情報の非対称性がある場合には、売り手が利己的行動をとることは頻繁である。このことにより、市場の効率性が低下する、あるいは市場そのものが存在しなくなるという結果となる。このことを避けるため、情報の非対称性を避けるための制度的工夫や経済慣行が成立している場合が多い。このような経済社会的基盤が十分ではない開発途上国を対象として、情報の非対称性のもたらす市場の非効率性について分析し、効率性向上に役立てることには大きな意義がある。また、情報の非対称性のもたらす非効率性によって、低位の成長経路を選択していた途上国経済を、市場効率化によって、より高位の成長経路へと移行させるという解釈もできる。 本稿では、売り手と買い手に情報の非対称性が存在するモデルを構築した。売り手が商品に不純物を混入した場合、これが買い手によって発見されない場合に売り手は利潤を得ることができる。この発見されない確率が、混入された不純物のストックに依存するものと考えて、最適な不純物量を決定した。