環境資源勘定と発展途上国  

開発と環境シリーズ

No.5

東アジア諸国を追いかけるように近年成長著しいタイ、マレーシア、およびインドネシアの工業化とそれに伴う産業公害について日本の経験もふまえ分析する。

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■ 環境資源勘定と発展途上国
■ 藤崎成昭  編
■ 2,420円(本体価格 2,200円)
■ B5
■ 167pp
■ 1994年
■ 品切れ

CONTENTS

表紙・目次等

はしがき / 藤崎 成昭

序章 「持続可能な開発」とその指標 / 藤崎成昭
はじめに
1.「持続可能な開発」という概念
2.「定常状態」という概念が示唆するもの
3.環境認識と情報の役割
4.「持続可能な所得」とその問題点

第1章 環境資源勘定—レビューと今後の展開方向 / 森田恒幸
はじめに
1.環境資源勘定研究の背景
2.環境資源勘定に関する研究の経緯
3.今までの提案の問題点と指標改良の方向
おわりに
補論 環境資源勘定に関する主要な研究の概要

第2章 グローバル資源バランス・テーブル / 槌屋治紀
はじめに
1.日本における物質のフロー
2.資源と環境についての勘定体系
3.グローバル資源バランス・テーブル
4.グローバルな資源間の関係
5.資源・環境の総合関係を表現する方法
おわりに

第3章 国際的相互依存と環境資源勘定 / 森口祐一
1.貿易と環境問題 内包環境負荷概念の提案
2.内包環境負荷の計算法と具体例
3.国際環境負荷収支勘定の試み
4.今後の展望

第4章 インドネシアの環境問題と環境資源勘定 / 小島道一
はじめに
1.インドネシアの経済発展と環境問題
2.インドネシアを対象とした環境資源勘定
3.サブセクターの推計について
4.マクロ環境経済指標
5.まとめ

第5章 環境資源勘定—タイにおける必要性と可能性 / ダムロンサック・チンダクル
はじめに
1.タイの社会経済的パフォーマンス
2.タイにおける経済勘定と統計システム
3.タイにおける環境・自然資源勘定(ERA)
4.結論と勧告

第6章 森林・木材の資源環境勘定—タイの事例 / 小池浩一郎
1.途上国における資源勘定としての物質バランスアプローチ
2.MEBアプローチの実際
3.セクター商品表の試算
4.今後の展開の方向