「人身取引」問題の学際的研究 ――法学・経済学・国際関係の観点から――
研究双書
No.624
人身取引問題は開発問題の底辺にある問題である。国際的アジェンダとなった人身取引問題という事象を、法学、経済学、国際関係論という複数のアプローチから包括的かつ多角的に分析する。
CONTENTS
序章 「人身取引」問題の学際的研究の試み / 山田 美和
問題の所在
第1節 「人身取引」問題とは何か
第2節 「人身取引」問題の研究
第3節 「人身取引」問題への学際的アプローチ
はじめに
第1節 パレルモ議定書の定義
第2節 パレルモ議定書と移民労働の関係
第3節 「人権とビジネス」のディスコース展開の併走――サプライチェーンと人身取引――
おわりに
第2章 人身取引と経済学 / 坪田 建明
はじめに
第1節 マクロ分析――人身取引を把握できるのか・国々はどう対応しているか――
第2節 ミクロ分析――人身取引のプロセスと理論的分析――
第3節 ミクロ実証分析
おわりに
はじめに
第1節 先行研究整理、本章の分析視角と課題
第2節 東南アジアにおける人身取引問題の位相
第3節 ASEANにおける人身取引問題の位相
第4節 メコン地域における人身取引問題の位相
おわりに
英文テキスト
和文テキスト(訳文)