エジプト動乱 ——1.25革命の背景——

アジ研選書

No.32

ムバーラク政権はなぜ退陣を余儀なくされたのか。国民はどんな不満を抱いていたのか。1.25革命をもたらした国内要因について,1990年代以降の政治・経済・社会の変化から読み解く。

a

■ エジプト動乱 ——1.25革命の背景——
■ 伊能武次・ 土屋一樹  編
■ 1,980円(本体価格 1,800円)
■ A5判
■ 142pp
■ 2012年12月25日
■ ISBN978-4-258-29032-1

CONTENTS

序章 エジプト動乱 / 伊能武次

はじめに——「アラブの春」の明暗——
第1節 エジプト1.25革命の文脈
第2節 本書のねらいと構成
おわりに

はじめに——迷走するムバーラク後の政治——
第1節 ムバーラク政治とはなんであったか——ムバーラク政権試論——
第2節 新しい政治のはじまり——1.25革命の背景——
第3節 2月11日以後の政治
おわりに

はじめに
第1節 経済改革期の経済開発政策と政策の担い手
第2節 生産活動の担い手としての企業と経済団体
第3節 政府と企業の関係
第4節 1.25革命と政府・企業関係
おわりに

はじめに
第1節 2007年以降における労働運動の変化
第2節 労働運動から民主化運動へ
第3節 民主化運動の高まりから1.25革命へ
おわりに

はじめに
第1節 選挙制度の改正
第2節 選挙結果
第3節 イスラーム穏健派——自由公正党——
第4節 イスラーム厳格派——サラフィー主義政党——
おわりに

はじめに
第1節 若者の人口増大
第2節 失業問題
第3節 所得格差と貧困
おわりに