国際政治理論の射程と限界――分析ツールの理解に向けて――

他社で出版した研究成果

中央大学出版部

本書は、大学生の初学者から大学院入試を目指す学生、一般読者の方を対象に、国際政治を分析するためのツールである国際政治理論の基礎概念を理解することを目的としたテキストである。リアリズム、リベラリズムといった既存の理論だけでなく、伝統的な国際政治学の弱点を克服しようとする歴史社会学の視点、非西洋の国際関係理論なども扱っており、国際政治理論の今後を見通す視点を養う。

■ 国際政治理論の射程と限界――分析ツールの理解に向けて――
今井宏平 
■ 1,540円(本体価格 1,400円)
■ A5判
■ 152pp
■ 2017年9月
■ ISBN978-4-8057-1154-5

Contents

はじめに

  第Ⅰ部 前提
第1章 主権国家と主権国家体系
第2章 国際政治理論の「4つ」の論争

  第Ⅱ部 国際政治理論の射程
第3章 古典的リアリズム
第4章 構造的リアリズム
第5章 リベラリズム
第6章 マルクス主義
第7章 批判理論
第8章 コンストラクティヴィズム
第9章 英国学派

  第Ⅲ部 真の国際政治理論を目指して
第10章 対外政策分析
第11章 歴史社会学
第12章 非西洋の国際関係理論

コラム1 国際政治学における帝国
コラム2 アナール学派
コラム3 新中世論

あとがき