お知らせ・記者発表

第39回「発展途上国研究奨励賞」受賞作品決定について

2018年6月11日

発展途上国研究奨励賞 」は、途上国に関する社会科学およびその周辺分野の調査研究水準の向上と研究奨励に資することを目的として、昭和55(1980)年度に創設したもので、今回は第39回目となります。

ジェトロ・アジア経済研究所は、平成29年1月~12月の1年間に公刊された図書、論文など発展途上国の経済、社会などの諸問題を調査、分析した著作31点の中から次の1点を選定しました。31点は大学や出版社等から推薦されたもので、田中明彦政策研究大学院大学学長を委員長とする選考委員会が選考しました。

記者発表

表彰式は7月2日(月曜)午後2時より、ジェトロ・アジア経済研究所にて開催されます。 http://www.ide.go.jp/Japanese/Event/Seminar/180702_shorei.html

第39回(2018年度)受賞作品

 書籍:国宝の政治史

『国宝の政治史―「中国」の故宮とパンダ』 (東京大学出版会)
著者 家永 真幸 東京女子大学 現代教養学部国際社会学科 国際関係専攻 准教授

近代国家「中国」が、どのようにして故宮とパンダを国宝と呼ばれるようにしたのか?その歴史的変遷を考察し、本来的には恣意的な線引きにすぎない近代国家の「領土」や「国民」の境界線が、現代においていかに固定化され、維持されているのか、本書を通じてその一端を解明する。

過去の「発展途上国研究奨励賞」受賞作品はこちら


担当部課
ジェトロ・アジア経済研究所 研究支援部 成果普及課
Tel:043-299-9536 FAX:043-299-9726 E-mail:shourei