ジェトロ・アジア経済研究所図書館主催
資料展「沈黙の時代――トンチャイ・ウィニッチャクン著作とタイ現代史」
タイの歴史学者トンチャイ・ウィニッチャクン氏が2023年福岡アジア文化賞大賞を受賞したことを記念し、アジア経済研究所図書館が所蔵する、同氏の著作約70点（英語、タイ語、日本語）を展示しました。
資料展名
「沈黙の時代――トンチャイ・ウィニッチャクン著作とタイ現代史」
開催日時
2023年8月1日（火曜）～9月28日（木曜）
会場
ジェトロ・アジア経済研究所図書館 1階閲覧室
プログラム
- 展示物：トンチャイ・ウィニッチャクン著作 約70点、解説パネル
- 配布物：展示資料目録
資料展観覧者の感想
- トンチャイ先生の著書だけでなく、ここまでの展示内容に深く感動しました。この研究所がトンチャイ氏にとって大切な場所であったことの証でもありますし、展示に深いリスペクトと愛情を感じました。
- 10月6日事件に関する「沈黙のとき」のパネルにすごく興味がわきました。目の前で友人が虐殺されるという非常に辛い体験をしたにも関わらず、研究に向きあったトンチャイ氏は、心が強い方だな、と思いましたが、実際、様々な割り切れない思いもあったんだろうなと、感じました。
- 素晴らしい展示でした。世界中さがしても、こうした展示と展示リストはどこにもないと思います。
- トピックについて誰でも理解できるように分かりやすく丁寧に説明を掲載してくださっているように感じました。私自身もパネルの説明のおかげでトンチャイさんの著書について理解を深めることができました。
- トンチャイ氏のこれまでの活躍の経緯がよくわかる素晴らしい展示・解説パネルでした。著作実物が並び手にとって見れるのは、貴重な機会です。同氏の著作リストは資料展終了後も有用な資料だと思います。写真展示も充実し、勉強になりました。（国境線の”ない”地図が並ぶと、国境のひかれた地図の持つ力の強さを体感できるという点で面白いかも知れないと思いました。）
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