アジア経済研究所図書館&お茶の水女子大学附属図書館共同利用制度締結5周年記念講演会
講演会
「データから見えてくる姿――ブックトーク『途上国の障害女性・障害児の貧困削減』」
『途上国の障害女性・障害児の貧困削減』の執筆者による講演会を下記のとおり開催しました。 また、講演会に合わせて講師の関連著作と現地の写真の展示を行いました。
フィリピンとインドネシアの統計データから、それぞれの国での障害女性と障害児の実態に迫りました。フィリピンはジェトロ・アジア経済研究所が現地の開発研究所と合同で行った世帯訪問調査から得られたオリジナルのデータを使いました。インドネシアは政府の大規模調査結果を使っています。なんとなくイメージや少数のケース・スタディからのみ語られがちな障害者についても、統計データをきちんと取ると、ここまで分かるということを語りました。
開催日時
2019年5月27日(月曜)16時30分~18時30分
会場
お茶の水女子大学国際交流留学生プラザ 2階多目的ホール
講師
森 壮也(ジェトロ・アジア経済研究所 新領域研究センター 主任調査研究員)
東方 孝之(ジェトロ・アジア経済研究所 地域研究センター 東南アジアⅠ研究グループ)
講演会参加者
27名
講演会参加者の感想
- 障害という切り口での研究は今まで触れたことがなく、新鮮でした。まずデータを集めるところからの苦労があるとのことで、これからデータ収集が充実し、さらなる正確な実態の把握が進んでほしいと思いました。
- 興味深いお話をありがとうございました。障害児教育に興味を持っており非常に勉強になりました。
- 私自身、最近複合差別という言葉を耳にする機会が多いなか、障がいと女性という観点からみることができてよかったです。
- 途上国の障害児の不就学・ドロップアウトの実態について知ることができ、非常に貴重な機会でした。ありがとうございました。大学で統計を学んでいるので、調査についての実体験を聞くことができた点においても大変勉強になりました。