アジア経済研究所図書館・上智大学アジア文化研究所連携
アジア経済研究所図書館・上智大学アジア文化研究所連携「エチオピアの女性たちの光と影――タペストリーと資料で綴るその歴史と現在――」
資料展では、エチオピア史における卓越した5人の女性たちを色鮮やかに紡いだタペストリーを展示し、あわせてエチオピアに関するジェトロ・アジア経済研究所図書館の豊富なコレクションを紹介しました。 また講演会では、「エチオピア女性の湾岸諸国への出稼ぎ労働――なぜ彼女たちは旅立つのか?――」をテーマに、エチオピアの女性たちが湾岸諸国へ向かう動機やプロセスを読み解きました。
<資料展>
「エチオピアの女性たちの光と影――タペストリーと資料で綴るその歴史と現在――」
開催日時
2018年6月1日(金曜)~7月30日(月曜)
会場
ジェトロ・アジア経済研究所図書館 1階閲覧室
資料展観覧者の感想
- タペストリーが絵画の様に見えて、細かい影等も入れられていてきれいだったです。
- こんなに沢山エチオピアに関する本がある図書館が日本にあると知りませんでした!
- タペストリーがとてもすばらしかったです。私が織りをやっているので楽しかったです。エチオピアという国についても知ることができ、よかったです。
- タペストリーは、まるで絵のようで素晴らしかったです。本を数冊読んで、エチオピエアという国をより深く知ることができました。
- 実際に拝見すると、写真以上に深みがあり、すばらしいタペストリー展示でした。エチオピアについても「アイーダ」のイメージくらいしかなかったのが、さまざまな歴史を知り、興味がわきました。
- タペストリーの実物を見たことで、写真ではなかなか見てとることのできない細部の色づかいや素材の柔らかな質感を鑑賞することができました。詳しいキャプションが付いていたのも理解の助けになりました。



<講演会>
「エチオピア女性の湾岸諸国への出稼ぎ労働――なぜ彼女たちは旅立つのか?――」
エチオピアでは、多くの女性が就業機会を求めて湾岸諸国へと渡航しています。多くが家事労働者となるのですが、虐待や人権侵害の問題に常にさらされています。なぜ、彼女たちはそれでも湾岸諸国へと向かうのでしょうか。その動機やプロセスを、インタビューをもとに読み解きます。
開催日時
2018年6月14日(木曜) 15時00分~16時00分
会場
ジェトロ・アジア経済研究所 C21会議室
講師
児玉 由佳(ジェトロ・アジア経済研究所 新領域研究センター ジェンダー・社会開発研究グループ長)
講演会参加者
17名
講演会参加者の感想
- 人の流れ、国の様子など、ご報告ありがとうございました。データが少ない中、貴重な資料となります。
- こういった基礎研究は大事です。頑張ってください。
- アフリカ全体についての認識が全くないので講演は大変新鮮だった。
- 大学へのエチオピアからの留学生に接したことはあるので、女性のことを知りたかった。それを少し知ることができ、興味深かった。