山田 裕史
| 山田 裕史 YAMADA Hiroshi |
| [所属・役職] | 地域研究センター |
| [専門分野] | カンボジア政治、比較政治学 |
| [email] |
Hiroshi_Yamada
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| researchmap | 研究者情報(学歴・経歴・業績一覧) |
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研究歴
2000年に大学院修士課程へ進学したことを機にカンボジア政治研究に本格的に着手し、在学中には2年半にわたり同国に留学しました。その後も現地調査を重ね、20年以上にわたる調査の蓄積を基盤に、半世紀近く続くカンボジア人民党による支配体制がいかにして維持・強化されてきたのかを実証的に検討してきました。「独裁体制はなぜ、どのように存続するのか」という問いのもと、政党や選挙、議会といった民主的な政治制度が、実際には権威主義体制の維持や強化に寄与しているという逆説を、比較政治学の手法を用いて分析しています。こうした研究と並行して、選挙監視活動や選挙改革支援などの実務にも継続的に携わってきました。私立大学の専任教員を11年間務めたのち、2026年10月にアジア経済研究所に入所しました。
現在取り組んでいるテーマ
現在は、フン・セン政権からフン・マナエト政権への権力継承がいかにして進められ、それが体制の再編にどのような帰結をもたらしているのかに焦点を当てています。指導部の世代交代が党内の利権配分や正統性の調達方法をいかに組み替え、それが人民党支配の維持・強化にどう作用しているのかが、当面の主要な論点です。あわせて、権威主義体制の統治手法が国境を越えて在外の反体制派に及ぶ「越境弾圧」に関する研究にも着手し、カンボジアの事例に固有の手法と、日本を含む受入国側の制度的課題との両面から検討を進めています。さらに、東南アジア各国の研究者や中国研究者との共同研究として、同地域の権威主義化と中国の影響に関する比較研究にも参加しています。国内の体制動態と国境を越える作用とを接合しながら、人民党支配の持続メカニズムを解明することを目指しています。
所属学会
日本比較政治学会、東南アジア学会、日本国際政治学会、日本政治学会
関連するリンク
大学に在職していた2022年9月からの1年間、アジア経済研究所の国内客員研究員を務めました。この間、機動研究プロジェクト「2023年カンボジア総選挙——ポスト・フン・セン時代に向けた集団的権力継承」を主査として実施しました。
- 『強化されるフン・セン体制——2023年カンボジア総選挙と世襲内閣の誕生——』(編著、2024年3月)