調査研究
研究会一覧2026年度
日本メディアのインド報道におけるフレームとしての「自由で開かれたインド太平洋」
概要
本研究は、次の2つの仮説を実証的に検証することを目指している。第1に、「自由で開かれたインド太平洋」とそのなかでのインドの位置づけ(「基本的価値を共有する同志国」として、中国の脅威にともに対抗するインド)についての認識が、日本の政治エリート(政府、与党、野党、官僚機構)の間で幅広く共有され、特に2012年12月に成立した第二次安倍政権の下で支配的になっていった。第2に、そのような共通認識が政治エリートの間で形成されていったことで、それが日本メディアのインド報道を制約する強力なフレームとして作用するようになった。
分析の枠組として、政治エリート(特に、フレーミングにおいて最も有利な立場にある政府)、メディア、一般市民(および世論)の相互作用という視点から外交問題についてのフレーミングを捉える、ロバート・E・エントマンの「カスケード・モデル」(Entman 2004)を参照する。そのうえで、中国に対する脅威感が日本で幅広く共有されていることがインドについての現状認識を強く規定している可能性を明らかにする。
期間
2026年4月~2028年3月
研究会メンバー
| 役割 | メンバー |
|---|---|
| [ 主査 ] | 湊 一樹 |
※所属は研究会発足時のものです。
予定する研究成果
- アジア経済