早川和伸(国際経済論)の7月

2019年7月1日

所内の定期セミナーであるAPL(アジ研パワーランチ)に参加し、来日したハワイ大学の研究者の報告を聞く。夜は一緒に居酒屋に行き、親睦を深める。いつか一緒に何か研究できたら楽しいかも。

2日

ベトナムの政府系研究機関の研究者らが来所。直接自分には関係ないが、うち1人が古い友人なので、おしゃべりしに参加。

3日

某海外ジャーナルから査読の催促メールが届いたので、急いで対象論文を読む。すっかり忘れていた……。

4日

せっかく昨日1本片づけたのに、今日、また別のジャーナルから査読の依頼が来た。大学院生のときに、自分が論文を1本投稿したら、3人くらいに労働を発生させるのだから、1本投稿したら自分も3本くらい査読しなさいと言われたのを思い出す。

5日

都内にて、日本およびアメリカの大学研究者と打ち合わせ。新しい研究計画を提案し、一緒にやることに。トピックは専門である貿易自由化に関連したものだけど、アメリカの研究者は経済学者ではなく、国際政治学者。初めて異分野とのコラボなので、どうなるだろう。

8日

所内の自主勉強会で研究紹介。定期的に所内の経済学系研究者がお昼に集まり、自身の研究の仕掛品を紹介する。と言いつつ、投稿直前の論文を発表し、投稿への覚悟を決める。

9〜10日

5日に始まった国際政治学者らとの研究を進める。とりあえずデータを収集し始める。

11日

所内の研究会に参加。通常、アジ研の研究者は毎年少なくとも1つの所内研究会に参加する。自身で研究会を立ち上げてもいいし、他の研究者が立ち上げた研究会に参加してもいい。夜はJETRO本部の調査担当者らと飲み会。いつもホットな貿易イシューを聞けるので楽しみ。

12日

前からぼんやりと考えていた研究ネタをふと思い出し、しっかり詰めてみた。その後、もし本ネタを研究する場合に考えられる共同研究者にメールで内容を連絡し、議論を開始。

16〜17日

都内にて国際機関との共同プロジェクト会議。一方的に質問のみを受ける会議だったため、無限に続きそうだった……。

18日

所内にて英文学術誌The Developing Economiesの編集会議。所内の編集者らと、どの論文を査読に回すかを議論。

19日

都内にて、アジ研と地方経済団体、その他の研究機関の3者による連携研究会に参加。地方活性化のための方策を考えるために、まずは当該地方がその他の地方とどう異なるかを議論。

20日

都内で開催された学会の関東部会で研究報告。結構ツッコまれたので、急ぎ修正せねば。

22日

イデアス(IDEAS)のゼミ進行に関する打ち合わせ。IDEASは、外国政府機関の職員を中心とした約20名が3カ月、所内で研修を受けるプログラム。他の所内研究者とともに、ゼミを担当。自分の研究トピックに関連した官庁(商務省など)出身者が多いため、自分も学ぶことが多く、楽しみ。

23日

5日に始まった国際政治学者らとの研究について、データ整備が完了し、試し推定を行ってみる。まずまずの結果が出たので、メンバーにメールで送ってみる。

24日

所内にて、今年度の科研費プログラムの説明会。既に進行中のものがあるため、応募はしないけど、様子を伺いに参加。

25日

12日に議論を開始した研究ネタはレアアース貿易に関するものだが、自分がレアアースについてあまり知らないため、専門家にヒアリングし、色々と勉強のための資料をもらう。

26日

都内にて英文学術誌The Developing Economiesの編集会議。大学の編集者らと、どの論文を掲載するかを議論。

29〜30日

ベルギーやオランダの研究者らと、日本の新幹線の経済効果について分析しているが、オランダの研究者から追加のデータ収集依頼が来たためデータ収集に勤しむ。

31日

所内の同僚が新しい本を出し、所内でその出版苦労話を含めた講演を行ったため、参加。