朝鮮社会主義経済の理想と現実—朝鮮民主主義人民共和国における産業構造と経済管理
ベルリンの壁崩壊とともに「北朝鮮崩壊」論が唱えられるようになって20年以上経った今もしぶとく生き残っている朝鮮社会主義経済。現地発の一次資料によって実態に迫る。
■ 朝鮮社会主義経済の理想と現実—朝鮮民主主義人民共和国における産業構造と経済管理
■ 中川 雅彦 著
■ 3,300円（本体価格 3,000円）
■ A5判
■ 237pp
■ 2011年
■ ISBN978-4-258-04593-8
CONTENTS
第1節 日本における既存研究
第2節 四重経済論
第3節 2つの接近方法
第1節 限定された統計発表
第2節 統計発表の状況と国民所得推計の方法
第3節 物価指数と人口
第4節 換算レートの問題
第5節 国際機関に示されたマクロ指標
第6節 韓国経済との比較
まとめ
第1節 自立的民族経済建設路線の概念
第2節 重工業施設の復旧
第3節 朝鮮戦争時における工業建設
第4節 戦後復興における重工業の優先的発展
第5節 対南政策との連結
第6節 自立的民族経済建設路線の試練
第7節 自立的民族経済建設路線の固定化
まとめ
第1節 対外債務問題の発生
第2節 消費財不足問題への取り組み
第3節 社会主義市場の崩壊と重工業優先路線の修正
第4節 食糧難の深刻化と「苦難の行軍」時代
第5節 中国との経済関係
まとめ
第1節 部門別工業管理体系の形成
第2節 地域別工業指導体系の部分的導入
第3節 地域別工業管理体系の確立
第4節 部門別工業管理体系の再生
まとめ
第1節 連合企業所の概念
第2節 連合企業所の起源
第3節 連合企業所の結成開始とその隘路
第4節 連合企業所結成の本格化
第5節 連合企業所と貿易
第6節 経済改革と連合企業所
まとめ
第1節 科学技術の軍民転換
第2節 大豊国際投資グループ
第3節 展望