中東諸国の社会問題
現在の中東諸国における社会不安の根源的要因、政治意識変化の底流となる社会システムの変容過程、国家と社会の関係などに焦点をあてた七編の論文を収録する。
■ 中東諸国の社会問題
■ 酒井 啓子 編
■ A5判
■ 191pp
■ 1998年3月
■ 品切れ
CONTENTS
まえがき / 酒井 啓子
第Ⅰ部 少年、青年
第1章 エジプトの児童労働 / アフマド・アブダッラー (林栄一訳、酒井啓子監訳)
はじめに
第1節 児童労働の実態
第2節 エジプトにおける児童労働研究
第3節 エジプトにおける児童労働対策
結語
第2章 モロッコの若者たち:社会的アクターとして / ムニア・ベンナニ・シュライビ(岩崎えり奈訳)
はじめに
第1節 ミュータント(異質者)としての若者
第2節 社会統合の障害と安全弁
第3節 マフザン(makhzan)とシバ(siba)の間に立たされる若者
おわりに
第3章 イラクにおける青年問題 / 酒井 啓子
はじめに
第1節 現代史における青年層の政治活動への参加
第2節 バアス党政権の青年層取り込み政策
第3節 1980年代以降の青年層の社会意識
第4節 政府による青年支配の変容—結語にかえて
第Ⅱ部 国家と社会
第4章 イラク:指導者とその肖像 / ズヘイル・アル=ジャザーエリ(酒井啓子訳)
はじめに
第1節 シンボルを作る
第2節 指導者像のさまざまな側面
第3節 量による支配
第5章 二つの総選挙:イスラエルとパレスチナ / 池田 明史
はじめに
第1節 パレスチナ評議会選挙
第2節 評議会とパレスチナ独立国家
第3節 イスラエル総選挙
結語—国家観をめぐる「通常」と「特殊」との相克
はじめに—問題の所在
第1節 国家と部族ファクター
第2節 国民と部族ファクター
結語
第7章 トルコにおける市民社会と政治 / 間 寧
はじめに
第1節 なぜ今、市民社会か
第2節 市民社会の実態
第3節 市民社会による政治参加の萌芽
おわりに
