アジアと市民社会 : 国家と社会の政治力学
インドネシア、シンガポール、マレーシアを国家優位国、タイ、バングラディシュ、トルコを社会優位国とし、政治体制や経済発展段階、歴史過程の異なる国家での、市民社会の実態の多様性を浮き彫りにする。
■ アジアと市民社会 : 国家と社会の政治力学
■ 岩崎 育夫 編
■ A5判
■ 251pp
■ 1998年2月
■ 品切れ
CONTENTS
まえがき / 岩崎 育夫
第1章 アジア市民社会論 概念・実態・展望 / 岩崎 育夫
はじめに—視座と課題の設定
第1節 市民社会概念をめぐる問題
第2節 市民社会をめぐる理論の問題
第3節 市民社会の実態と展望
おわりに
第Ⅰ部 「国家優位」国の事例
第2章 インドネシア 市民社会とイスラム知識人協会 / 大形 利之
はじめに
第1節 市民社会形成を阻む問題
第2節 国家による市民社会「取り込み」の動き
おわりに
第3章 シンガポール 一党支配体制下の厳しい制約 / 岩崎 育夫
はじめに
第1節 成長と中産階層の台頭
第2節 市民社会運動の実態
第3節 シンガポールにおける政治社会と市民社会
おわりに
第4章 マレーシア 複合社会における半民主体制と市民社会 / 中村 正志
はじめに
第1節 市民社会の定義および機能
第2節 マレーシアの政治体制と市民社会の制約要因
第3節 経済発展にともなう社会変容の市民社会へのインパクト
第4節 市民社会と民主化
むすび
第Ⅱ部 「社会優位」国の事例
第5章 タイ 高度経済成長と市民社会の形成過程 / 河森 正人
第1節 タイにおける市民社会論の系譜
第2節 市民社会形成の担い手
第3節 92年5月の王宮前広場—「国家—社会」対立のアリーナ
第4節 市民社会のアリーナ—街頭から国会へ
第6章 バングラデシュ NGO・市民社会・国家 / 川村 晃一
はじめに
第1節 バングラデシュのNGO—市民社会の機能と形成
第2節 バングラデシュNGOの誕生過程とその要因
第3節 バングラデシュの国家
第4節 市民社会と国家
むすび
第7章 トルコ 組織化の第四の波? / 間 寧
はじめに
第1節 トルコ政治における市民社会の位置づけ
第2節 市民社会組織の法的枠組み—社団、財団、組合、職業団体、協同組合
第3節 法的規制—緩和と強化の繰り返し
第4節 社団と労働組合の成長
第5節 1980年以降の特徴
おわりに
