南アジアの社会変容と女性
南アジア諸国のうちインドとバングラデシュを取り上げ、その政治、経済、社会の新しい動きのなかでの女性のあり方の変化を、多面的に分析。言い換えれば、女性という存在を、彼女たちの生きる社会の全体的な状況に照らし合わせつつ、具体的に考察している。
■ 南アジアの社会変容と女性
■ 押川 文子 編
■ A5判
■ 251pp
■ 1997年1月
■ 品切れ
CONTENTS
まえがき / 押川 文子
第Ⅰ部 産業構造の変化と女性
はじめに
第1節 女性たちの「見えざる労働」
第2節 労働力化の阻害要因
第3節 労働力の「女性化」
むすびにかえて
はじめに
第1節 女性を取り巻く社会経済環境
第2節 バングラデシュにおける女性の就労
第3節 縫製工場の女性労働者
第4節 縫製産業が与えた影響
結語
第Ⅱ部 ライフスタイルの変化と女性
第3章 インドにおける「中間層の形成」現象と女性 / 押川 文子
はじめに
第1節 インドにおける「中間層」
第2節 「中間層の形成」の社会的性格—結婚広告を中心に
おわりに
第4章 北インド農村社会の変容 -女性と婚姻を中心に- / 八木 祐子
はじめに
第1節 調査地域をめぐる社会変化
第2節 婚姻システムにかかわる変化
第3節 婚姻儀礼そのものに関わる変化
第4節 社会変容と女性
第Ⅲ部 開発・政治・女性運動
はじめに
第1節 調査村の概略
第2節 M村における村落レベルの諸開発プログラム
第3節 住民と農村開発との関わり
はじめに
第1節 シャー・バーノー訴訟事件—マイノリティとしてのムスリムとジェンダー
第2節 アヨーディヤ事件—マジョリティとしてのヒンドゥーとジェンダー
第3節 ジェンダーのコミュナル化とコミュニティのジェンダー化
第4節 セキュラリズム・人権・女性
第7章 20世紀のインド社会と女性 -民族運動と現代政治- / 長崎 暢子
はじめに—問題の所在
第1節 近代とインド女性
第2節 社会改革運動・民族運動—スワデシュ運動期
第3節 婦人参政権運動
第4節 女性運動組織の誕生と諸改革
第5節 ガンディー登場以後のナショナリズムが擁護したもの—新父権制(市民的父権制)の出現
結びにかえて
