貧困国への援助再考 —ニカラグア草の根援助からの教訓—
アジアを見る眼
No.111
日本のODAは役に立ち、我が国の国際的な立場を強化しているのか。少額でも成果の高い「草の根・人間の安全保障無償資金協力」をニカラグアでの豊富な具体例と写真で解説する。
■ 貧困国への援助再考 —ニカラグア草の根援助からの教訓—
■ 加賀美 充洋 著
■ 1,078円（本体価格 980円）
■ 新書判
■ 166pp
■ 2009年10月
■ ISBN978-4-258-05111-3
CONTENTS
はしがき / 加賀美 充洋
第一章 ニカラグアの国土 / 加賀美 充洋
1 国土・風物
2 歴史・政治
3 経済
第二章 大使館の仕事—経済協力を中心に— / 加賀美 充洋
1 大使館の仕事
2 重要な経済協力の仕事
3 援助の目的
4 援助の仕組みと選択過程
5 援助実績
第三章 草の根援助 / 加賀美 充洋
1 沿革
2 申請団体および分野
3 事業の流れ
4 実績
5 草の根援助の特徴と問題点
第四章 ニカラグアにおける草の根援助 / 加賀美 充洋
1 手続き・体制
2 選考過程ならびに基準およびモニタリング
3 草の根援助の実績
第五章 具体的事例 / 加賀美 充洋
1 教育案件
2 保健案件
3 民生環境案件（ゴミ収集）
4 水道案件
5 社会的弱者救済（更生施設）
6 農村女性の自立を助ける
7 大統領選挙支援
8 モニタリングの事例
9 他ドナーの援助との比較
第六章 草の根援助の可能性 / 加賀美 充洋
1 成功するための要因
2 貧困国への有効性
あとがき / 加賀美 充洋