国際制裁と朝鮮社会主義経済

情勢分析レポート

No.30

国際的な経済制裁にもかかわらず、朝鮮労働党は核兵器とミサイルの開発を継続している。この問題の行方を展望するために、国際制裁の問題点、核兵器およびミサイル開発の論理、経済状況、中国、ロシアの対朝鮮政策を分析する。

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■ 国際制裁と朝鮮社会主義経済
中川 雅彦 編
■ 1,540円(本体価格 1,400円)
■ A5判
■ 2017年8月31日
■ ISBN978-4-258-30030-3

CONTENTS

第1節 北朝鮮崩壊論の問題点
第2節 核兵器開発の継続と本書の問題意識
第3節 本書の構成

第1節 国連安保理決議による制裁
第2節 アメリカによる制裁
第3節 日本による制裁
第4節 韓国による制裁
展望

第1節 主体思想の成立
第2節 主体思想の継承と先軍思想の成立
第3節 軍事優先の論理
第4節 信念の継承
展望

第1節 核開発の起源
第2節 疑惑の利用
第3節 核武装の開始
第4節 核武装の可視化
展望

第1節 公式発表のGDPとその換算レート
第2節 回復と成長
第3節 食糧事情
第4節 平壌における消費生活の向上
展望

第1節 社会主義企業責任管理制の準備段階
第2節 計画権の付与
第3節 経営権の概念
第4節 経営評価に関する変更
第5節 圃田担当責任制
第6節 経済発展5カ年戦略と経済管理
展望

第1節 貿易重視の経済政策
第2節 外資導入による国家経済開発政策
第3節 対外経済活動の経済発展戦略への取り込み
展望

第1節 2回の核実験と抑制的批判
第2節 第3回核実験に強く反発
第3節 強化される制裁
第4節 核問題における中国の役割
展望

第1節 朝鮮との貿易における長期の傾向
第2節 朝鮮との貿易における品目別の動向
第3節 地域別の動向
第4節 朝鮮からの労働者の動向
第5節 朝鮮との経済協力関係
展望