アメリカ・ブッシュ政権と揺れる中東  

情勢分析レポート

No.2

ブッシュ政権によるイラク戦争は中東地域に何をもたらしたのだろうか。混乱が続き不安定な中東地域の情勢と、アメリカの対中東政策およびその背景を専門家が分析した。

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■ アメリカ・ブッシュ政権と揺れる中東
■ 福田 安志  編
■ 1,650円(本体価格 1,500円)
■ A5判
■ 2006年
■ ISBN4-258-30002-0
■ 品切れ

CONTENTS

表紙・目次等


1 イラク戦争後の中東
2 本書の企画と構成

1 アメリカと中東
2 9.11の衝撃と「テロとの戦い」
3 ブッシュ政権二期目の中東政策
4 広がる反米感情
おわりに

はじめに
1 イスラームは暴力を奨励する?
2 ネオコンと同盟を築いたキリスト教右派
3 アメリカ・ムスリムの苦悩と広報外交

はじめに
1 アル=ジャズィーラ設立の背景——ハマド政権の方向性
2 アメリカとの対立——スクープ映像の代償
3 反米感情の改善に向けた試み——アル=フッラの設立
おわりに

第4章 中東におけるイスラーム主義運動の現状 / ディアア・ラシュワーン

はじめに
1 非暴力的、政治的なイスラーム主義運動の現状
2 武装ジハード集団の状況
3 テロの新たな波の特徴

はじめに
1 シーア派イスラーム主義政党の台頭
2 イラク社会のイスラーム化
3 スンナ派政治勢力 —再編か、踏襲か
おわりに —アメリカのジレンマ

はじめに
1 撤退実現によるイスラエル強硬派プロパガンダの後退
2 入植地と国家的安全保障との関係の問い直し
3 戦略的前提の変遷
4 パレスチナ側の政治動向——ハマースと自治政府との相克
5 アッバス自治政府議長の政治基盤
おわりに

1 国土の荒廃からテロリストによる支配へ
2 対テロ戦争と和平合意
3 難航する復興と民主化
4 試されるイニシアチブ
おわりに

はじめに
1 第九期大統領選挙に至るまでの経緯
2 第1回投票結果の分析
3 新大統領の当選とその背景
おわりに —イランはどこに行くか

はじめに
1 シリアによるレバノン実効支配
2 レバノン「占領支配」をめぐるバッシング
3 R・ハリーリー前首相暗殺後の混乱
4 揺るがぬシリアの支配体制
おわりに

はじめに
1 イスラーム主義の拡大と過激派のテロ
2 民主化の動きとテロ問題とのつながり
3 テロと民主化問題の行方
おわりに

はじめに
1 イラク戦争後——関係の修復
2 アメリカの要求——内政ではなく外交
3 トルコの要求——PKK掃討
4 トルコの期待——北キプロスへの支持
おわりに