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『地域研究へのアプローチ――グローバル・サウスから読み解く世界情勢――』

他社で出版した研究成果

ミネルヴァ書房

地域研究とは、フィールドワークなどを通じて、その地域の固有性を描き出し、他地域との比較をすることによって、世界をあらためて理解しようと試みる学問である。
テレビや新聞、インターネットのニュースでは、貧困、格差の拡大、移民・難民、紛争など世界各地の出来事が連日報道されている。本書では、いま日本にいる自分たちと世界の出来事とがどのように結びついているかを考えるために、その視点と具体的な方法を提示し、グローバリゼーションに伴う「グローバル・サウス」での諸問題を読み解く「地域研究」へのアプローチを紹介する。

■ 地域研究へのアプローチ――グローバル・サウスから読み解く世界情勢――
■ 児玉谷 史朗、佐藤 章、嶋田 晴行 編
■ 3,300円(本体価格 3,000円)
■ 284pp
■ 2021年3月30日
■ ISBN978-4-623-09093-8

Contents

はじめに

第I部 「地域」から「世界」へ――グローバル・サウスからのアプローチ
第1章 地域研究とグローバル・サウス――理論とそのアプローチ/児玉谷 史朗、森口 岳
第2章 地域研究のアプローチ――図書館とフィールドの間で/森口 岳、東 智美

第II部 貧困――グローバル・サウスの経済的形成
第3章 グローバル・サウスと「途上国」――途上国とは何か?/嶋田 晴行
第4章 貧困の系譜と地域研究――「開発」の矛盾を克服するために/太田 和宏
第5章 貧困削減の機会か?土地収奪か?――ラオス北部の中国企業のバナナ栽培が小規模農民の暮らしに与える影響/東 智美

第III部 移民・難民――グローバル・サウスの越境する人々
第6章 ドイツにおける難民問題――ジェンダーの視点からの分析/権 慈玉
第7章 「移民問題」「難民問題」の起源――ドイツ領南西アフリカ/ナミビアを中心に考える/柴田 暖子
第8章 北の大地のベトナム人――技能実習生と北海道の地域社会について考える/設楽 澄子

第IV部 紛争――グローバル・サウスにおける政治変動
第9章 紛争とはどんなものだろうか――アフリカの紛争から学ぶ/佐藤 章
第10章 実体と虚構のはざまを生きる――南スーダンの人々からみた「民族紛争」/橋本 栄莉
第11章 「沖縄問題」をつきくずす地域研究の視点――グローバル・サウスとしての沖縄/秋山 道宏

第V部 開発――グローバル・サウスにおける国民国家の再編成
第12章 グローバル・サウスと開発援助――貧困削減レジームの変容を中心に/古川 光明
第13章 地域研究をジェンダー化する試み――タイの事例から/江藤 双恵
第14章 国家再編成における教育政策と国際支援――モンゴルの事例から/ミャグマル アリウントヤー
終章 グローバリゼーション時代の地域研究――アフリカ二国比較地域研究序説/児玉谷 史朗、森口 岳

おわりに

索引