アジア経済研究所図書館・一橋大学附属図書館 共同利用制度締結記念
講演会「理念の共和国が辿った現実的な道のり――ブックトーク・著者が語る『トルコ現代史』」
『トルコ現代史』の著者による講演会を下記のとおり開催しました。
1923年にムスタファ・ケマルによって建国されたトルコ共和国は、西洋をモデルとした近代化・文明化の達成をその理念としました。しかし、この理念とトルコ共和国の現実との間には大きな隔たりがあり、その後の為政者たちは理念を意識しつつもより現実に即した国家運営を行ってきました。トルコの現実を最も具現化している政治家がエルドアン現大統領です。本ブックトークでは理念のケマルと現実のエルドアンを対比しつつ、トルコ共和国の94年の歴史を振り返ります。
開催日時
2017年7月3日(月曜)17時15分~18時45分
会場
一橋大学附属図書館 会議室(時計台棟1F)
講師
今井 宏平 (アジア経済研究所地域研究センター 中東研究グループ)
講演会参加者
40名
講演会参加者の感想
- トルコの近現代史がよく分かって非常に勉強になりました。
- トルコは面白いし、大好きな国です。良い話を聞かせて頂きました。
- ご執筆の背景をお伺いでき大変勉強になりました。またご講演を拝聴できればと思います。
- トルコのことを全く知らなかったけれど、深いところがよく分かりました。ポイントがよく分かったので、新書を読んでみたいと思いました。
- 著者自ら著書に突っ込む形で、本書の課題を明示して下さったのが、糧になりました。
文献リスト
- 文献リスト(PDF) (358KB)