アジア経済研究所図書館・一橋大学附属図書館 共同利用制度開始記念
講演会「障害当事者を開発のプレーヤーに――ブックトーク・著者が語る『障害と開発の実証分析』」
『障害と開発の実証分析』(勁草書房、2013年)の著者である、森壮也と山形辰史が講師を務め、本書の内容を解説しました。マニラに暮らす障害者の基礎的データの収集と、データから見えてきた障害者の生計、教育の影響、社会政策の浸透の度合い、そして、障害者間に存在する複数の社会グループと、その相違が障害者個人に与える影響について語りました。
一橋大学様やその他の大学、また近隣地域から集まった約40名の聴講者の皆様からは、現地調査や統計データに関する質問を、時間内に答えきれないほど数多くいただきました。アンケートからは、参加者の好評をいただいております。一橋大学附属図書館様の館長も、「とてもよかった。またブックトークを企画しましょう」と感想を述べられ、ブックトークは大盛況のうちに終了しました。
開催日時
2014年6月23日 (月曜)
17時00分~19時00分(16時30分受付開始)
会場
一橋大学附属図書館 時計台棟コモンズ
〒186-8601 東京都国立市中2-1
講師
- 森 壮也 (ジェトロ・アジア経済研究所 開発研究センター 主任調査研究員)
- 山形 辰史 (ジェトロ・アジア経済研究所 国際交流・研修室長)
配布資料
- ハンドアウト (4MB)
- 講演で寄せられた質問への回答 (442KB)
- おすすめ図書リスト (619KB)
- 障害関係図書リスト (472KB)
講演会参加者
35名
講演会参加者の感想
- 本の内容に加え、フィリピンの障害者をとりまく状況を知ることができ役に立った。ブックトークも分かりやすい説明をしていただきありがとうございました
- フィリピンにおける障がい者事情を知ることができたのももちろんですが、調査手法が大変興味深く、面白く拝聴しました。ありがとうございました
- 開発と障害をつなげたテーマは非常に面白いと思いました。学部時代に関心を持っていたので聞けてよかったです
- 個人的に森氏と山形氏をアジ研ホームページで知り、是非一度お話を伺いたいと考えていたので、この機会を得られたことは幸せなことでした。ありがとうございました
- 森先生のお話を手話で直接聞けて有意義でした
- アジ研図書館の蔵書・収集範囲について知ることができたのがよかった。利用してみたい
- 封筒に入っていた図書リストがよかった。非常に役立ちそう
- アジ研は近づきがたいイメージだったのですが、親近感がわきました。大学生でも気軽に使えるようになるといいなと思います
- 遠方なので利用は無理かと思いましたが、職員によるアジ研図書館の紹介で興味が出てきました。いつか行ってみたいです