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開催報告
第５回メコン・ダイアログ「ステークホルダーの関与とガバナンス：2024年洪水被害における教訓と展望」
アジア経済研究所は、2025年2月26～27日にタイのメーファールアン大学（MFU）社会イノベーション学部と共に、第5メコン・ダイアログを開催しました。
メコン・ダイアログはメコン川流域における水、食料、エネルギー、気候変動等に関連する複合的なテーマを幅広く協議するプラットフォームです。MFUの主導により2019年から開催されており、第5回のワークショップでは、各分野の専門家や実践家が「ステークホルダーの関与とガバナンス：2024年洪水被害における教訓と展望」をテーマに議論を行いました。
2日間のワークショップには、MFUの会場とオンラインを合わせて、聴衆含め延べ約200名が参加しました。メコン地域の国々（タイ、ベトナム、ラオス、カンボジア）および関連する中国、米国、日本から、NGOの実践家や研究者、地元の政府関係者を含む様々なステークホルダーからの報告が行われました。
ワークショップの１日目では、2024年にタイ北部で発生した洪水を中心に、近接する流域圏における被害と対応を振り返り、地元のステークホルダーやNGOを交えて頻発する気候災害に対する備えや協力のあり方を含めた幅広い内容の報告と議論が行われました。２日目では、中国、日本、米国および国際機関の活動について焦点を当てた議論が行われ、最後のセッションにおいて、今後の連携にむけてトラック2.5によるコミュニケーションを継続することの重要性が確認されました。