渡部 雄太
渡部 雄太 WATABE Yuta |
[所属・役職] | 開発研究センター 経済地理研究グループ |
[専門分野] | 国際貿易、空間経済学、環境経済学 |
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研究歴
国際貿易の定量的なモデルを構築し、それによって政策などの評価を行う研究を行ってきました。特に多国籍企業が存在する中での通商政策の影響を分析してきました。多国籍企業は海外進出をするさまざまな動機があり、進出した動機が異なれば、通商政策の効果も変わってきます。多様な多国籍企業を考慮に入れたモデルを構築することによって、政策によってどのような効果がありうるかを導くことができます。さらに多国籍企業の生産と、温室効果ガスの排出の関係を扱うようにモデルを拡張し、多国籍企業の生産がどのように地球温暖化に影響しうるのか、という分析を行ってきました。
現在取り組んでいるテーマ
現在は大きく分けて、二つのテーマに取り組んでいます。第一にデジタル化によって社会がどう変化しているかを研究しています。デジタル化によって本来運ぶことが難しかった財、サービスをより広域に届けることができるようになりました。このテーマではデジタル配信や宅配サービスなどの新しい形のビジネスが近年にどのように人の行動に影響し、経済厚生を向上させているのかを分析しています。第二に地球温暖化と「ヒト」と「モノ」の移動の関係を研究しています。地球温暖化に対応して、人は場所を移動し、また産業構造が変わることによって、貿易の構造も変わっていきます。このような変化を定量的な空間モデルを構築することによって分析していきます。
所属学会
日本経済学会、日本国際経済学会