調査研究

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境界を越える地下鉄と都市政治:東アジア3都市の比較研究(2019_2_40_018)

概要

一般的に都市化が進むと、農村部は都市に吸収され、都市間の自然境界である農村は消え去る。しかし、中国のように地方政府が主導する都市化は都市間の境界をより明確にする傾向を見せる。その背後には、都市化の恩恵を域内のものにし、境界の外へ拡散することを阻止する力が働く。一方で、都市をより魅力的な空間に作り上げるためには、一都市だけではなく周辺都市との連携も避けられない。都市の壁を保つのか、それとも取り壊すのか。本研究は、地下鉄事業を手掛かりに、北京、ソウル、東京の比較をしながら、公共事業をめぐる都市政治の力学を分析する。

期間

2019年4月~2021年3月

研究会メンバー
[ 主査・幹事 ] 任 哲
[ 委員 ] 謝志海(共愛学園前橋国際大学 準教授)
研究成果
  • 外部投稿(IDE Research BulletinおよびDiscussion Paper)