調査研究

研究会一覧 2019年度

政府によるメディア・コントロールに関する実証分析――インド・ビハール州の事例 (2019_1_40_001)

概要

インドでは近年、メディアの報道内容を大きく歪めかねない様々な圧力が見られるようになっている。本研究は、民主主義の「第四の柱石」としてのメディアの役割を妨げる恐れのある、政府による報道内容への介入の実態とその背景を明らかにすることを目的としている。具体的には、「政府が大量の政府広告を新聞に掲載して、新聞社が政府広告からの収入に大きく依存するような状況を意図的に作り出すことで、権力側に都合の悪い内容が報道されないよう間接的に圧力をかけているのではないか」という仮説に従って、定性的分析と定量的分析の両面から検証を行う。

期間

2019年4月~2020年3月

研究会メンバー
[ 主査・幹事 ] 湊 一樹
研究成果
  • 論文