「貧困概念」基礎研究
調査研究報告書
二村 泰弘 編
2005年2月発行
まえがき (70KB)
第1章
貧困の人口学—「貧困の罠」と生活の質 (88KB) / 野上裕生
はじめに
第1節 開発経済学と人口研究
1. 人口規模と経済発展
2. 貧困の罠と人口成長
第2節 人口統計に見る生活の質
1. 「人口の質」
2. 歴史の中の貧困と健康
むすび-「貧困の人口学」から「発展の人口学」へ
第2章
近代日本の貧困観 (138KB) / 佐藤寛
はじめに
第1節 日本の古代史における貧困の記述と貧困対策
第2節 近代以前の日本における飢饉対策の歴史
第3節 近代日本の貧困・細民研究(明治時代/日清・日露戦争)
第4節 大正デモクラシーと社会正義(第一次世界大戦~世界恐慌)
第5節 昭和大恐慌と農村更正運動
第6節 戦後日本の都市貧困問題
第3章
貧困と政治参加—無効票の分析 (164KB) / 東方孝之
はじめに
第1節 無効票の発生
第2節 貧困と無効票の関係-インドネシアとインドの比較
第3節 分析
1. 推計方法
2. 推計結果
おわりに
第4章
「社会的排除」と貧困問題—ラテンアメリカを中心に (86KB) / 近田亮平
はじめに
第1節 「社会的排除」の起源と背景
第2節 「社会的排除」という概念—何からの排除なのか?
1. 労働市場に関する排除
2. マクロ経済開発からの排除
3. 財とサービスからの排除
4. 市民であることの権利からの排除
第3節 社会的排除分析アプローチ
第4節 開発途上国における社会的排除概念と分析アプローチ
おわりに-市民であることの権利の政策的インプリケーション
第5章
貧困の国際政治学—「貧困削減」の背後の政治力学 (140KB) / 初鹿野直美
はじめに
第1節 貧困概念のもつ政治性
第2節 貧困削減の歴史
第3節 1990年代末以降における貧困削減のレトリック
1. 1990年代後半以降の貧困削減に向けた取組み
2. 国際援助機関にとっての貧困削減
3. 貧困研究にとっての貧困削減
結び
第6章
貧困層を顧客とする産業—インドのマイクロファイナンス、農村市場開拓の取り組みを取り上げて (95KB) / 中村まり
はじめに—貧困削減はビジネスになるのか?
第1節 貧困層を顧客とするビジネス
1. 搾取や福祉事業とビジネスの違いとは?
2. 貧困層の直面している割高な市場
3. 貧困層市場の大きさ
第2節 インドのマイクロファイナンス(MF)の事例
1. インドのマイクロファイナンスの概要
2. MFサービスの担い手
第3節 インド農村市場開拓の取り組み
1. HLLのProject Shakti
2. ITCのe-Choupal
むすびに
第7章
フィリピンの海外労働者—「出稼ぎ」と貧困のジレンマ (269KB) / 二村 泰弘
はじめに
第1節 フィリピン人海外労働者の実態
1. OFW(フィリピン人海外労働者):その歴史的経緯
2. OFWと派遣国・地域
3. 海外就労のメリット・デメリット
4. 海外在留フィリピン人と海外送金
第2節 フィリピンの貧困とOFW
1. フィリピンの貧困状況について
2. OFWの属性と貧困との関連性について
おわりに
