アジア諸国の女性障害者と複合差別 ――人権確立の観点から――

研究双書

No.629

国連障害者権利条約は、独立した条文で、女性障害者の複合差別の問題を特記した。アジア諸国が、この問題をどのように認識し、対応する法制度や仕組みを構築したのか、その現状と課題を考察する。

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■ アジア諸国の女性障害者と複合差別 ――人権確立の観点から――
小林 昌之  編
■ 3,410円(本体価格 3,100円)
■ A5判
■ 246pp
■ 2017年3月
■ ISBN978-4-258-04629-4

CONTENTS

はじめに
第1節 国連の人権条約における女性障害者の位置づけ
第2節 女性障害者の複合差別
第3節 アジア地域の取り組みと課題
第4節 本書の構成
おわりに

はじめに
第1節 韓国の女性障害者の現況
第2節 女性障害者政策
第3節 障害者権利条約,差別禁止法と女性障害者
おわりに ――評価と課題――

はじめに
第1節 カンボジアにおける女性障害者
第2節 カンボジアにおける障害者をめぐる法的枠組み
第3節 カンボジアにおける女性の権利をめぐる法的・政策的枠組み
第4節 カンボジアにおける障害者の権利をめぐる政策的枠組み
おわりに

はじめに
第1節 女性障害者をとりまく社会環境と先行研究
第2節 タイにおける障害当事者運動の経緯
第3節 障害者運動のなかの女性
第4節 聞き取り調査からみた現在のタイの女性障害者
おわりに

はじめに
第1節 フィリピンにおけるジェンダー一般への取り組み
第2節 女性障害者のおかれた現況
第3節 女性障害当事者たちからの声
おわりに――取り組まれるべき課題――

はじめに
第1節 女性障害者をめぐる状況
第2節 分析の枠組み
第3節 調査の概要
第4節 調査結果と事例紹介
第5節 事例分析
おわりに

はじめに
インドにおける女性障害者の現状と課題
リプロダクティブ・ライツと女性障害者
おわりに