ハイチとドミニカ共和国――ひとつの島に共存するカリブ二国の発展と今――

アジ研選書

No.48

カリブ海に浮かぶイスパニョーラ島を分け合うハイチとドミニカ共和国。日本でほとんど知られていない両国は、開発と経済発展、個人独裁の歴史、国民の生活水準、貧困と格差、大国の介入といった点で、共通点と際立った差異の両方を見せている。中米・カリブの専門家によるパイオニア的研究書。

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■ ハイチとドミニカ共和国――ひとつの島に共存するカリブ二国の発展と今――
山岡 加奈子 編
■ 2,750円(本体価格 2,500円)
■ A5判
■ 200pp
■ 2018年3月20日
■ ISBN978-4-258-29048-2

CONTENTS

はじめに
第1節 ハイチとドミニカ共和国について
第2節 本書の構成

はじめに
第1節 植民地時代――長期停滞と世界的な繁栄――
第2節 ハイチにおける奴隷制度の廃止と長期衰退経路
第3節 米国による占領
第4節 独裁体制
おわりに

はじめに
第1節 政治発展論
第2節 独立・国家建設
第3節 民主化・福祉国家建設
第4節 ドミニカ共和国の問題点とハイチの希望
おわりに

はじめに
第1節 ハイチの経済停滞とドミニカ共和国の経済成長
第2節 ハイチ経済──輸入と移民からの海外送金への依存──
第3節 ドミニカ共和国経済──経済成長と今後の課題──
第4節 ハイチとドミニカ共和国の経済関係
おわりに

はじめに
第1節 ハイチとドミニカ共和国の人々の暮らし
第2節 ハイチの人々の暮らしの保障
第3節 ドミニカ共和国の人々の暮らしの保障
おわりに

はじめに
第1節 ハイチ革命の国際環境
第2節 イスパニョーラ島の分断
第3節 ドミニカ共和国におけるハイチ移民問題
第4節 先進国との関係──移民・国際援助・麻薬問題──
おわりに

本書のまとめ
今後の展望