東南アジアの比較政治学  

アジ研選書

No.30

政治制度に焦点を当てて各章で域内先進5カ国を比較した類例のない概説書。国ごとの差異を一貫した論理で説明する。政治学と各国研究の知見を接合して新たな地域観を提示。

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■ 東南アジアの比較政治学
中村 正志  編
■ 2,090円(本体価格 1,900円)
■ A5判
■ 209pp
■ 2012年9月10日
■ ISBN978-4-258-29030-7

CONTENTS

はじめに
1.なぜ制度に注目するのか?
2.なぜ比較と理論が必要なのか?
3.本書の構成と各章の要点

第1章 政治体制 / 中村正志

はじめに
1.東南アジア5カ国における政治体制の変遷
2.政治体制を規定する要因
おわりに

はじめに
1.執政制度の類型
2.執政長官の強さ
3.執政制度と政策過程
おわりに

第3章 司法制度 / 川村晃一

はじめに
1.裁判所組織の独立性
2.司法の権限
3.権力分立制のなかの司法
4.司法と法の支配
おわりに

第4章 政党 / 川中 豪

はじめに
1.東南アジア政治における政党
2.政党システムと政党組織
3.政党システムの及ぼす効果
おわりに

第5章 選挙 / 川中 豪

はじめに
1.東南アジア政治における選挙
2.選挙制度
3.選挙制度による効果
おわりに

第6章 社会運動 / 重冨真一

はじめに
1.社会運動の分析枠組み
2.東南アジア社会運動の環境・動員構造・展開
おわりに

はじめに
1.途上国間の国際制度としてのASEAN
2.途上国間の国際制度の形成要因とASEAN
3.途上国間の国際制度の効果とASEAN
おわりに