中村 正志
略歴
学歴 | |
1992年 | 東京外国語大学外国語学部インドネシア・マレーシア語学科卒業 |
1994年 | 東京外国語大学大学院地域文化研究科博士前期課程修了 |
2014年 |
東京大学大学院法学政治学研究科博士後期課程修了 博士(法学) |
職歴 | |
1994年 | アジア経済研究所入所 動向分析部 |
1999年-2001年 | 海外派遣員(クアラルンプール) |
2001年 | 地域研究第1部 |
2003年-2015年 | 地域研究センター 東南アジアⅠ研究グループ |
2015年-現在 | 地域研究センター 東南アジアⅠ研究グループ長 |
主な著作
単著・編著
論文(学術雑誌に掲載)
論文(学術書に所収)
- 「多民族権力分有体制下の党内抗争——統一マレー人国民組織(UMNO)の事例」佐藤章編『新興民主主義国における政党の動態と変容』アジア経済研究所,2010年。
- 「マレーシア:亀裂投票がもたらす長期的傾向と業績投票による変動」間寧編『アジア開発途上諸国の投票行動——亀裂と経済』アジア経済研究所,2009年。
- 「ポスト1990年問題をめぐる政治過程—ビジョン2020誕生の背景」鳥居高編『マハティール政権下のマレーシア—「イスラーム先進国」をめざした22年』アジア経済研究所,2006年。
- 「マレーシア——複合社会における半民主体制と市民社会」 岩崎育夫編『アジアと市民社会——国家と社会の政治力学』アジア経済研究所,1998年。
- 「インドネシア-「パンチャシラ民主主義」の論理とその起源」岩崎育夫編『アジアと民主主義——政治権力者の思想と行動』アジア経済研究所,1997年。
研究会中間報告
- 「分析と総合の地域研究にむけて」 中村正志編『東南アジア政治制度の比較分析』(調査研究報告書),2011年。
- 「政治体制の理論と東南アジアの事例」 中村正志編『東南アジア政治制度の比較分析』(調査研究報告書),2011年。
- 「分断社会における民主主義の安定——権力分有をめぐる議論の展開」 川中豪編『新興民主主義の安定』(調査研究報告書),2009年。
- 「マレーシア選挙の研究動向」 近藤則夫編『アジア開発途上諸国における選挙と民主主義』(調査研究報告書),2007年。
- 「ビジョン2020の骨子と背景—新経済政策との共通性と差異」 鳥居高編『マハティール政権の22年——文献レビューと基礎資料』(調査研究報告書),2005年。
その他雑誌掲載記事等
- 「書評 中井遼著『デモクラシーと民族問題——中東欧・バルト諸国の比較政治分析』」『アジア経済』56巻4号,2015年12月。
- 「紹介 久米郁男著『原因を推論する——政治分析方法論のすゝめ』」『アジア経済』56巻1号,2015年3月。
- 「マレー民族主義と権威主義に回帰するナジブ政権」『アジ研ワールド・トレンド』第233号,2015年3月。
- 「マレーシア史上もっとも注目された選挙——何が変わったのか」山本博之編『二大政党制は定着するのか——2013年マレーシア総選挙の現地報告と分析』日本マレーシア学会,2013年。
- “Elections of State Legislative Assemblies in Peninsular Malaysia.” in Khoo Boo Teik ed. 13th General Election in Malaysia: Issues, Outcomes and Implications , IDE-JETRO, October 2013.
- 「マレーシア総選挙 深刻な一票の格差で政権交代はならず」『世界』845号,2013年7月。
- 「データから占う第13回マレーシア総選挙の行方」
- 「エスニック・ポリティクス研究の現在」『アジ研ワールド・トレンド』第210号,2013年3月。
- 「書評 鈴木絢女著『<民主政治>の自由と秩序——マレーシア政治体制論の再構築——』」『アジア経済』53巻5号,2012年9月。
- 「学の際で迷子にならないために」『アジ研ワールド・トレンド』第199号,2012年4月。
- 「権威主義はなぜ続くのか」 『アジ研ワールド・トレンド』第190号,2011年7月。
- 『アジア動向年報』(マレーシア部分を担当。1998年版~1999年版,2002年版~2010年版)。
- 「データでみる第12回マレーシア総選挙結果の特徴と投票行動の変化」山本博之編『「民族の政治」は終わったのか?——2008年マレーシア総選挙の現地報告と分析』日本マレーシア研究会ディスカッションペーパー1号,2008年。
- 「第12回マレーシア総選挙——華人・インド人に見限られた与党連合」『アジ研ワールド・トレンド』第153号,2008年6月。
- 「アブドゥラ政権下の政治開放—成果と限界」『アジ研ワールド・トレンド』第136号,2007年1月。
- 「マレーシア/民族構成の変化と政治」『アジ研ワールド・トレンド』第111号,2004年。
- 「アブドラによるアブドラのための選挙」『世界週報』85巻16号,2004年4月。
- 「データで見る第11回マレーシア総選挙——与党圧勝の背景」『アジ研ワールド・トレンド』第106号,2004年。
- 「開発政治の行方」 (特集・マレーシア——マハティール政権下の22年)『アジ研ワールド・トレンド』第103号,2004年。
- 「マハティール後のマレーシア政治」『世界』第722号,2004年。
- 「マレーシア——戦争反対で政府・野党・市民が一致」松井和久・中川雅彦編『アジアが見たイラク戦争——ユニラテラリズムの衝撃と恐怖』明石書店,2003年。
- 「対米テロとアフガニスタン空爆のマレーシア政治への影響」 酒井啓子編『「テロ」と「戦争」のもたらしたもの——中東からアフガニスタン,東南アジアへ』,2002年。
- 「マレーシア/妖怪は権威主義で退治できるか」『アジ研ワールド・トレンド』第85号,2002年。
- 「マレーシア——テロ否定,アフガニスタン攻撃反対で国論が一致」重富真一・中川雅彦・松井和久編『アジアは同時テロ・戦争をどう見たか——19カ国の新聞論調から』明石書店,2002年。
- 「クアラルンプール周辺の住民衝突とその背景」『アジ研ワールド・トレンド』71号,2001年。
- 「マレーシア/政治改革要求とマハティール政権」『アジ研ワールド・トレンド』70号,2001年。
- 「マレーシア/調整型リーダーの時代——アブドゥラ・アフマド・バダウィ」『アジ研ワールド・トレンド』66号,2001年。
- 「いまだ不透明なポスト・マハティール」『世界週報』81巻22号,2000年6月。
- 「書評 E. T. Gomez and Jomo K. S., Malaysia's Political Economy: Politics, Patronage and Profits」 『アジア経済』41巻号,2000年6月。
- 「1999年マレーシア総選挙——変革か現状維持か」『アジ研ワールド・トレンド』第71号,2000年。
- 「マレー人の支持を失ったマハティール政権」『世界』671号,2000年2月。
- 「国民共通のビジョンとしての開発」『アジ研ワールド・トレンド』53号,2000年1-2月。
- 「通貨危機後の政治的争点とマハティール政権の課題」『アジ研ワールド・トレンド』第54号,1999年。
- 「マレーシア/通貨危機で対米依存度高まる」『アジ研ワールド・トレンド』37号,1998年8月。
- 「書評 Harold Crouch, Government and Society in Malaysia」 『アジア経済』39巻5号,1998年6月。
- 「政治改革の進捗状況と展望」尾村敬二編『緊急レポート:スハルト体制の終焉とインドネシアの新時代』,1998年。
- 「インドネシア——ゴルカル圧勝は政府信任の証か?」『アジ研ワールド・トレンド』26号,1997年8月。
- 「スハルト大統領後継問題の構図」『アジ研ワールド・トレンド』26号,1997年8月。
- 「インドネシア——リーダーとしての積極的な役割」『アジ研ワールド・トレンド』25号,1997年7月。
- 「新秩序体制の制度・統治理念と改革の方向」三平則夫編『展開急なインドネシア大統領後継問題』,1997年。
- 「硬直化するインドネシアの新秩序体制——7月27日事件とその背景」『アジ研ワールド・トレンド』20号,1997年2月。
- 「インドネシア——ほころびの目立ち始めた中央集権的制度」『アジ研ワールド・トレンド』15号,1996年8月。
- 「スハルト体制の民主主義——パンチャシラ民主主義の論理」『アジ研ワールド・トレンド』11号,1996年4月。
- 「パンチャシラ民主主義論と民主化」『アジ研ワールド・トレンド』5号,1995年8月。
- 「インドネシア:スハルト体制の行方」『アジ研ワールド・トレンド』3号,1995年6月。
- 「インドネシアの雑誌発禁問題」『アジアトレンド』69号,1995年。
- 『アジア動向年報』 (インドネシア部分を担当。1995年版~1997年版)
その他
所属学会
アジア政経学会,日本比較政治学会
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