『アジアの障害者の法的能力と成年後見制度――障害者権利条約から問い直す――』
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障害者権利条約に照らしてアジア諸国の障害者の法的能力に焦点を当て、その位置付けと課題を明らかにする。精神障害当事者および知的障害当事者を中心において、とりわけ、成年後見制度などの代替的意思決定から支援付き意思決定への動きの有無に注目しつつ、アジア各国の知見の共有をはかる。
■ アジアの障害者の法的能力と成年後見制度――障害者権利条約から問い直す――
■ 小林 昌之 編
■ 2,750円(本体価格 2,500円)
■ 240pp
■ 2021年3月10日
■ ISBNISBN978-4-86500-125-9
Contents
まえがき
序章 障害者の法的能力と障害者権利条約/小林 昌之
第1章 日本における障害者の法的能力――意思の社会モデルの萌芽――/池原 毅和
第2章 韓国の法的能力に関する法制度/崔 栄繁
第3章 中国における障害者の法的能力/小林 昌之
第4章 台湾における障害者の法的能力/長瀬 修
第5章 タイにおける障害者の法的能力の現状とその問題点/西澤 希久男
第6章 フィリピンにおける障害者の法的能力/森 壮也
第7章 インドにおける障害者と法的能力/浅野 宜之
コラム①:障害者権利条約と日本における成年後見制度のあり方の再検討/宮下 修一
コラム②:障害者権利委員会委員――こんな夜更けに委員会かよ/長瀬 修
コラム③:障害者権利条約12条と刑事責任能力/池原 毅和
索引
執筆者一覧